75歳で認知症と診断され、医療保護入院を経て、老健入所中の母を見守る40代娘のあたふたブログです
『嘔吐を繰り返されているので…』と施設の方からご連絡を頂き、病院に連れて行って頂き、〝腸閉塞〟と分かっても、どこかあんまり不安な気持ちはなく、まぁ10日くらいで退院できるかな?と、安易に考えていた私
入院した日は、夜だったにも関わらず、施設の方が検査から病棟に移るまでずっと一緒にいて下さって…有難いし、本当に本当に心強くて。
病院の看護師さんも『え?施設の方、今からサマリー作って、お薬持って来てくれるって?こんな夜遅くに?!』と、びっくりするくらいの神対応で…。
全て終わって帰る頃には夜10時くらいになっていました
本当に申し訳ないし、付き添って頂いた方の夜ご飯も気になるし…飲まず食べずで…。
でも、施設の方にこんなにご親切にして頂いた事、今回だけではなく、本当にいつも、施設の方、特定の方ではなく、誰もが100%で母にはもちろん、私にも親切にして頂いた事、絶対に忘れません!
本当に本当にありがとうございます
そして入院から1週間経った朝、病院の担当の先生からお電話いただき…
『お母様、回復があまり良くないので、閉塞部分まで管を入れさせて頂きたいのと、ずっと絶飲食が続いているのでこのままだと身体が持たないので、腕から心臓の近くまで管を通して、今入れている点滴より高栄養の物を入れさせて頂きたいと思うのですが…』
との事。
こういう話を聞くときって、体の血がサーッと引く感じがします
『母は認知症なので、管を入れる時に〝ジッとしていて〟と言ってもなかなか難しいと思うのですが…』
『そうですよね。普通の方でもなかなか大変な処置になるので、本当に申し訳ないのですが、看護師が押さえつけてというと言葉が悪いのですがそういう感じになってしまうかもしれなくて。患者さんには本当に負担になってしまって申し訳ないのですが』
先生の話し方が優しいのが本当に救いです
『母が認知症になる前から我が家では延命措置はしないと決めているのですが』
『あっ。そうなんですね。今日、僕はそこまでの話はするつもりでは無かったのですが…。悲しい話になってしまって申し訳ないのですが、延命処置というと、心臓が止まってしまった時に心臓マッサージをするかとか、血圧が一気に下がってしまった時にアドレナリンなどのお薬を使うかという様な話でして、今回はまだそこまでの話ではないので…』
『そうなんですね。ありがとうございます。お手数おかけすると思いますが宜しくお願いします』
『また同意書にサインを頂きたいのですが、患者さんの体調をみて、今日か明日に対応させて頂ければと思いますが宜しいでしょうか?』
『はい。宜しくお願いいたします。』
という話になってしまいました。
これで上手くいかなければ手術も視野に入って来るとの事。
軽く考えていた私はショックではありますが、母の事でショックを受けられる様になったのも、母を本当に穏やかにしてくれた医療保護入院させてくれた病院や、今の施設の方々のおかげ。
母の事で涙を流せる日々が来た事。
感謝でいっぱいです。