この日、母から電話で『昨日の私の様子、おかしいと思ったでしょ⁉』と言われました。
前日、我が家の飼い犬を連れて実家を訪れ、ワンコ大好きな母と一緒に大きな公園に連れ出していました。
地元では有名な大きい公園で、母も今までに何十回と行った事があります。
しかし
母 『ねぇ、この公園って広げたのね?』
私 『え?前からこの広さだよ』
母 『えぇ、そんな訳ないわよ。隣の土地も買って広げたのねぇ』
私 『昔と同じ広さだよ。お母さんが小さくなったのかもね』
と、話していました。
この頃にはこの程度の思い違いは当たり前になっていたので、特に気にも留めていなかったのですが…
もしかして、自分でも少しおかしい事に気付いたのかな?
だとしたら、今日はまだ頭がハッキリしているのかな?
と思ったのも束の間…
『私、1年前から70歳のお婆さんに憑りつかれてる事に気付いたの‼』
えぇー、どういうこっちゃー💦
この頃には、母の言う事を否定するともっと不穏になると分かっていたので…
私 『え?憑りつかれてるの?1年前から⁇』
母 『そうなの。気付いたのは最近なんだけどね』
私 『どういう人が憑りついてるの?』
母 『○○市の70歳のお婆さんでね、旦那さんも亡くなってて、でもお子さんが何人もいて、お子さんの事が気になって仕方ないって言ってるの。可哀そうなんだけどね…』
私 『え?お母さん、そのお婆さんと話したの?』
母 『話したっていうか、その人は話せないから書いたりして聞いてるの』
なんじゃそりゃ…
母 『こんな事があるもんなんだね。怖くて、もう本当に大泣きして、警察に電話しようと思ったら、いなくなったのよ。あなたも本当に気を付けて』
私 『それは怖かったねぇ。でも警察は関係ないから、電話しないでね。何かあったら私に電話してね』
母 『このまま居なくなってくれると良いんだけど…』
私 『そうだね。また何かあったら私に教えてね』
どうして急にこんな事になっちゃうの?
この時一瞬、包括センターの担当者さんにこの事をお伝えした方が良いかな?という思いが頭をよぎりましたが…私の悪い癖。このまま時間と共に忘れてくれないかな?という希望的観測で放置してしまいました…。
そしてこの2日後、母は認知症疾患医療センターに入院する事になります。
次回は、ついに〝母、医療保護入院をする‼〟を…
(間に新年のご挨拶を入れようと思います)
続く‼
私の状態=何がなにやら…どうすれば良いのか…
憑りつかれているという母への対応=話しを聞くのみ…
〈おまけ〉
後日、母の携帯電話の発信履歴を確認すると…
警察に…電話していました…
本当に申し訳ございませんでした。
〝難を転じて福となす〟の南天。
今年も長々としたブログをお読み頂き、本当にありがとうございました。
来年も心穏やかな、良い年になります様に…