先日のブログへたくさんのいいね、
コメント、
ありがとうございました。
みなさまのやさしさが本当に心に
しみました。

息子に先天性の病気がみつかりました。
落ち込んでばかりもいられません。
息子のためにも
笑顔のお母さんでいたいです。



デリケートな部分の病気でも
あるので、
息子のことを尊重してブログに
書いていいものかと悩みましたが、
息子と同じようなことが他の子どもにも
おきて欲しくないと強く感じ、
書くことに決めました。


息子と同じように検診で身体の異変に
気付いてもらえなかったりした場合は
やはり、毎日たくさんの時間を
子どもと過ごす母親しか気付いて
あげることが難しいのかもしれません。

このブログは
息子と同じ月齢くらいの
お母さん方も読んでくれてると思います。
男の子のお母さん、
どうか、これから書くことを
ぜひ、自分の息子さんの身体でも確認して
あげてください。
また、お友達の男の子ママにも
伝えてあげて欲しいです。


息子ははじめに診てもらった小児外科、
2軒目の小児科では

『 停留精巣 』

の疑いありと診断をされました。


この病気をご存知の方、
どのくらいいるのでしょうか?
男の子のお母さんならみなさん
知っているのでしょうか?

私は症状を聞いて、
そういう病気があるのは知っていたけれど、
それが停留精巣という病名だとは
知りませんでした。

停留精巣とは、
本来、おちんちんの袋に睾丸が2つ
はいっているものが、
袋の中にはなく、
身体の中にとどまってしまっている
症状をいいます。
また、睾丸が身体の中と袋を
行ったり来たりしている場合は
『移動性精巣』という診断がされる場合も
あります。

お風呂の時などリラックスしている時には
睾丸が袋の中に降りてきていても、
日中や夜間寝ている時は
袋の中に睾丸がない場合があります。
(※息子がそうでした)


4ヶ月検診、
9.10ヶ月検診の
問診票にも
「 たまが触れますか? 」という
項目があり、
私はお風呂の時に洗ってあげると、
袋に2つあるのを確認していたので、
問診票には触れるという方に丸を
つけていました。

オムツ替えの時に、
その都度、袋を触って確認して
いませんでした。
睾丸がないからといって、
袋がくぼんでいたり、
極端に小さかったりはしてなかったし、
目視でふっくらしていたので、
そこに睾丸があるのか毎回、
確認していませんでした。

お風呂で触れていたので、
日中や夜間、
袋の中に睾丸がないとは思っても
みなかったのです。

そもそも、
おちんちん関係のことは
ムキムキ体操をはじめ、
あまりよくというか、
全然わからない未知のしくみで…
これも、だんなさんに任せっきりに
していたことがよくありませんでした。


『 停留精巣 』

袋の中に睾丸がなく、
身体の中にある。
どういう状態をいうか、
理解してもらえたと思います。

そして、睾丸が身体の中にあると
どんな弊害がおこりうるのか…。


袋の中に睾丸があるときより、
身体の中にあると、
体温がかなり高くなります。
将来男性不妊の可能性が高くなると
言われています。
また、思春期以降の精巣癌の
発生頻度が高いとも言われます。

昔は2〜5歳まで待ってから手術を
していたようですが、
生殖機能の低下も危惧され、
現在はなるべく早い時期の治療が主流と
なっているようです。

ということもあり、
早くなんとかしなければ!と、
気持ちばかりがあせりました。

『停留精巣』の疑いと診断を受けてから
1週間、
睾丸が1日どの程度袋のなかに
あるのか観察しました。
起床後、日中はおむつ替えの度に、
お風呂と就寝前にもチェックしました。
チェック表を作り、
セカンドオピニオンの順天堂へ
持参して診察を受けました。

時間をかけて診てくださり、
息子は『停留精巣』ではなく、
いつもではないが、
袋の中に睾丸がおりてはこれているので、
『移動性精巣』の診断となりました。

右側はほぼ心配ないだろうとのこと。
左側は身体の中にあることが多いかも
しれないが、自力で下におりてくることは
できている。
経過をみて、左側の睾丸が極端に
小さく成長がみられないや、
袋の中におりてこないなど、
今後改善がみられなければ、
定期的に受診をし、
必要ならば手術をするということに
なりました。


順天堂では移動性精巣の場合は
即手術ではなく、
経過観察を推奨しているようです。
医師によってはすぐに手術を
勧めることもあるとのこと。
また、停留精巣という病気は
病院の方針、医師の見解によって、
診断、治療方針も異なることが
あるのかもしれません。


手術をするリスク、
しないリスクを丁寧に説明して
くださり、
私たちは息子のことを考えて、
経過観察をしながら
必要に応じて手術をするということを
選択しました。


医師から、
神経質にチェックしすぎなくて
大丈夫とは言われましたが、
やはり、オムツ替えの時などその都度
チェックするようになりました。

神経質になりすぎないように…と
子どもを産んでからことある場面で
言われることがありますが、
神経質になってるというより、
心配で手をかける、目を向けるって
母親になったら当たり前のこと
なのではないでしょうか…。


幸い、息子は元気いっぱいです。
パチパチが出来るようになったり、
音楽にあわせて身体をゆらしたり、
毎日楽しそうに過ごしています。

長くなってしまったので、
また、停留精巣のチェックの仕方や、
チェック表など詳しく
シェアさせてください。


読んでくださり、
ありがとうございます。