任意整理クレジットカード -2ページ目

任意整理前にクレジットカードを整理

クレジットカード作成から多重債務に陥る人のポイントは、クレジットカードを作ることに慣れる点だと思います。

クレジットカードを作ることに慣れていると、サラ金Σ のキャッシングカードにも抵抗がなくなり、財布の中に何枚もカードがあるのが普通になってきます。ポイントカードが財布にたまるのと同じ理屈かもしれません。

ですから、クレジットカードが何枚かある時点で思い切って任意整理を行うと、あとあとサラ金からの借金に苦しめられることがなくなります。と、言うより、クレジットカードを何枚も使い分けている時点で、たとえきちんと返済していても、それは多重債務を負っている状況に変わりはないわけです。


もし、数社からの借金のうちで、光熱費を引き落とす程度に使っているクレジットカードがあったら、まず小額のものから自分の力で完済して使用停止しましょう。人の手を借りる分手数料はかかりますが、おまとめローンを実施している会社をさがしてみるのも手です。

複数のクレジットカードを任意整理すると、カード会社の数によっても任意整理費用は変わります。余力があるうちに自分でクレジットカードを整理すると、あとあととても楽です。

任意整理クレジットカードと過払い

任意整理でクレジットカードを清算すると、過払い金として払い過ぎの利息が返還されることがあります。クレジットカード会社の多くは任意整理されたときの状況にもクレジットカード会社それぞれの対応策を持っているので、会社によっては過払い金を返還してくれないこともありますが、闇金のクレジットカードでないかぎりは、交渉次第で返還される見込みがあります。

(闇金業者がクレジットカードを発行しているのかどうかは不明ですが^^;)

過払い£と計上された利息は、元本の返済に充てられることもあります。過払い金を計上したら元本を返済し終わっていた(元本不存在)も、長い間借金返済生活を続けている人には多いケース。クレジットカードを任意整理すると、思わぬ所でいいことがあるんですね。

もちろん、任意整理でクレジットカードは使えなくなり、それから平均して5年ほどはクレジットカードを作れなくなります。ただ、任意整理後の仕事ぶり次第で、クレジットカードを作れるまでの期間はかなり短くなるようです。クレジットカード作成をOKするかどうかはクレジットカード会社それぞれの対応に最終的には依るので、任意整理を一度したからと言って、一生現金生活というわけでもないようです。

任意整理・クレジットカードの危険性

キャッシングに手を出していなくても、クレジットカードでの借金だけで任意整理をする羽目になることも、当然あります。カード破産、という言葉があるぐらいですからね。

逆に言うと、クレジットカードの段階で任意整理に踏み切ると、そのぶん自己破産Ш に陥るのは食い止められます。クレジットカードの請求から逃れるためにキャッシングカードを作る、という形で、カード破産は進行するので、クレジットカードを何枚も持っている状態で任意整理をして、いったん現金生活に入る、というのが、安全策のように思えます。


任意整理は、どのクレジットカードを任意整理するか決めることができるので、当面の生活に困るカードだけ残しておいて任意整理すると、更新までの間クレジットカードが使えることもあります。

任意整理をしたカード会社でふたたびクレジットカードを作ることはほぼ不可能と言う人もいるので、任意整理がリスキーなことには変わりませんが、くれぐれもクレジットカードの返済に苦しんでキャッシングカードを作ることだけはやめましょう。借金のための借金は、必ず返せなくなります。