
焼いてみた。
そして結論から言うと卵の殻は不味いです。このまま食べるものじゃない。
いつもの「オーブンで目玉焼きプレート」を使用し、片方はオリーブオイルたっぷりのクッソ美味い目玉焼き、もう片方で卵の殻を焼きました。今回は冷蔵庫に入ってた白玉の鶏卵を使用。目玉焼き作る前に炒り米を作り、冷蔵庫にあったニンニクをオリーブオイルで焼き、その残った油で目玉焼き。無駄なく美味しく。そして殻。
殻は軽く水で洗い、そして焼く。焼く時間は適当。焦げ目が付いたらもうええやろ。皿に移したらガシャンと割れる。とても脆かった。菌だとか汚いだとかはこうして灼熱で滅却すれば問題ない。問題は、卵を出荷する前の「消毒の有無」だろうか。消毒剤や抗菌剤は効果抜群ですよ。腸内細菌までぶっ殺してくれる下痢の原因筆頭です。よく下痢する人は、保存料豊富な加工食品とか要消毒された食材の摂取を止めてみてください。たちまち下痢が解消します。
卵に至っては、無消毒、または低消毒のものが好ましい。湯で煮出せば消毒剤は落ちるだろうか。よく分かりませんが。
という事で、焼いた卵の殻の試食レビュー。
1.そのまま
不味い。相変わらず砂食ってる気分だった。
2.塩
不味い。塩味の砂食ってる気分だった。
3.海苔の佃煮
不味い。海苔の佃煮味の砂食ってる気分だった。
4.マヨネーズ
不味い。マヨネーズ味の砂食ってる気分だった。
5.お好みソース
不味い。ソース味の砂食ってる気分だった。
6.目玉焼きと
不味い。砂付いた目玉焼き食ってる気分だった。
【結論】焼いたところで卵の殻は卵の殻だった。
何となくそんな気はしてたけどさあ。これつまり卵の殻は殆ど料理には使えないって事だよね。中でも比較的マシだったのは、ソースとマヨネーズ。油を含んだ「とろみ」が加わった事と特別濃い味わいにより、卵の殻特有の砂っぽさが軽減されたものだと考えられる。
去年石食ったけど、それと同じような感じでした。
バリッバリッ
ガリッガリッ
ジャリッジャリッ
ジャリジャリジャリジャリ…
ごくん。
うん、石だ。ペラペラの石だった。だがここで僕は閃いた。
サプリメントにすれば行けるんじゃね?料理として食べようとするから不味い思いをするのだ。例えば、焼くまでは同様で、焼いた後はすり鉢で粉々に砕く。その粉を料理に少量混ぜたり、錠剤のように押し固めて口内に放り込む事を想定すれば良い。クッキーとかに混ぜれば、カルシウム豊富な健康クッキーの完成という訳だ。一見すると手間が掛かるように見えるが、一度に多量を取り溜めておけば食材としての効率化を図る事が可能。
バナナの皮なども同じ。煮ても焼いても食えぬあんの渋いだけのゴミも、乾燥させて黒焼きにしてすり潰せば食べられるかもしれない…と思ったが、どうせ農薬バンバンで食えたもんじゃないからやっぱそのまま捨てても良い。
うーんそうだなあ、結局「無駄なく食べる」というからにはガワまで美味しく頂く事が前提となるが、農薬や消毒などがネックで、結局皮を削ぎ落さざるを得ない場合が大半を占める。もっとも僕は農薬漬けの食品なんざ食いたかありませんが。
魚の骨とかは楽ですね、これこそ焼いたら食べられますから。だが豚の骨とかは如何してくれようか。豚足食った後で余った骨で如何にかしたいところが、とんこつラーメンのスープに使えるかどうかくらいの発想しかない。
焼いて粉々にすり潰せば良いのかな。なんか究極、全てがそこに行き着くような気がした。古来より日本は、生ごみを再利用する文化であった。人によっては畑の肥やしに使い、人によっては黒焼きにして滋養強壮剤として使用。でも卵の殻食ってる人とか居たんだろうか。少なくとも、美味しがって食べてた人など居なかっただろうと僕は思う。
軽くネットで調べてみたところ、りんご酢に卵をまるごと一晩漬けて、硬い殻がすっかり溶け切った後の卵を回収。その卵の殻が溶け込んだりんご酢を啜るという摂取法。美味いのか?それ。りんご酢が手に入ったら試してみたい。
卵の殻など無理して食べんで良いと思った。
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