【御礼】第16回ハート・トゥ・アート生命の壁画制作終了しました | しのブログ=Today's ouzou

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日々の絵、活動お知らせ、日記

日々 散文。
日々 散心。
日々 それらを見繕う。
日々 それらを紡ぎ落とす。

第16回ハート・トゥ・アート「生命の壁画」制作終了いたしました。

 

ご来場者の皆様、出展者の皆様、影で支えていてくださったボランティアスタッフの皆様、

壁画制作にお手伝いをしに来てくださった皆様、素材を提供してくださった各施設の皆様、素材をカットしてくださった皆様、

生命の壁画を共に制作した池平徹平さん、MINAKO ASAKURAさん、

そしてハート・トゥ・アート主催渡辺宏さんに心から感謝致します。

「生命の壁画」は本当に多くの方の力添えがあり成り立っているプロジェクトです。

 

 

●「生命の壁画」プロジェクトとは?
昨年秋におこなわれたハート・トゥ・アートにて画家の池平徹平氏により発足されたプロジェクト。

様々な人の想いが込められた「絵画作品」を集め、それを素材として用いてアーティストが「生命の壁画」にまとめあげ、さらに巡回展示をおこなう事で「心の交流」を目指します。

 

 

今年は保育園や小学校などの児童施設、杉並区内の高齢者施設や障害者施設などから集められた絵画作品、全部でなんと約2700パーツ以上。
これらの作品をカラーコピーし、それを切り抜いたものを使って、今回「池平徹兵」「ninko ouzou」「MINAKO ASAKURA」の3人のアーティストがそれぞれ10mの壁画を制作しました。

 

池平徹平作

 

MINAKO ASAKURA作

 

ninko ouzou作

 

 

 

 

 

制作期間3日間 + イベント初日に来場した子供達と共に生命の壁画は完成しました。

そして、絵を提供してくださったお客様が来場されてご自身の絵を発見されて「こんな風に作品になるなんて」と喜んでいるのを見て私も非常に嬉しくなりました。

 

 

テレビ取材を受けるハート・トゥ・アート主催の渡辺さん

 

 

 

 

 

一つ一つの絵のパーツはそれぞれに「生命」を感じさせる元々大変魅力的なものであったので、

私はそれらを使って、空から海、海から宇宙、それらが大地、そこに実る植物、果実、生き物達の様々な命の存在によって、個々の存在、そして自身がここに今在る、全て必要な事で繋がり巡っているという思いを描く事に全力で挑みました。

 

 

中心にいる自身のキャラクターの「ムスメ」はこの中では全てを内包する温かな媒体としての存在です。「ムスメ」の目は大陽と草になりました。このパーツも誰かが一生懸命描いてくれたものです。絶対に顔の一部にパーツを使いたかったのです。

ただ顔を描く事だけは避けたかった。それをしないと私がこの壁画で描きたい事に届かないし、意味がなくなると思っていたからです。誰もが見て、わかりやすい部分を作りたかった。

 

 

 

 

 

 

たまに愉快な物語を感じる部分も意識して。

 

 

そう、みんなにこの生命の壁画の魅力を知ってほしいという気持ちから、今回、見てわかりやすい、伝わりやすいものという事も制作の中で意識しました。

これは普段の自身の制作ではあまり考えられない事で、「生命の壁画」に携わったからこそ、描こうと思った事でした。

おかげで私の作家人生の中でも要となる作品の一つとなりました。

 

 

「生命の壁画」プロジェクトは非常に大きな可能性があるものであると、今回身を持って知る事ができた事に心から感謝です。

このプロジェクトは今後様々な作家に引き継がれ、どんどん発展していくものだと思います。

そして自分自身もこのプロジェクトに携わった作家として様々な展開を思い描き発展させていこうと思います。

 

 

本当に本当にありがとうございました。