不妊治療を再開するか、結論が出ないままモヤモヤする日々。


夫はもう完全に諦めがついていると言う。


私も夫も、子供がいない夫婦として過ごしたこの2年で、一生二人でもいっか、と思ってる。


唯一、私の心に引っかかっているのは、他のクリニックや治療法を試さずに諦めて良いのか、ということ。


私と同じ抗セントロメア抗体高値の方でも、諦めずに根気よく挑戦して無事出産している姿をアメブロでも見ている。素晴らしい。私もそうなりたい。


だけど、みんな大体、自費診療で体外・顕微を10回前後、つまり1000万近くをつぎ込んだ末、賭けに勝っている。


もし治療を再開するならば、1000万の出費を覚悟した上で再開すべきだということだ。


それも、1000万使っても私が確実に妊娠出産できると保証される訳ではない。


そして私の精神もまた不安定になるだろうし、夫と険悪になることもあるだろう。


その覚悟を持って、それでも「後悔しない」ために治療を再開したいのか?








こんなことを日々考えながら、日々は過ぎて行き、そして結局はまた時が解決してくれました。


帰国して約半年。


自分のペースで働き、週末は急に思い立って、夫と二人で温泉行ったり、庭でバーベキューしながらまったりお酒飲んだり。


あぁそうか。「治療やめたら後悔するかも」って怯えてたけど、後悔しないように夫と二人の生活を楽しめば良いのか、と気づきました。


不妊の身体は自分では変えられないけど、未来は自分で作れる。


「あの時、治療を続けていれば…」と後悔しない、楽しい未来をこれから作っていけば良い。


二人でも楽しい、いや、二人だから楽しい。そんな未来。


過去を後悔しないためにも、意地でも二人で幸せになってやる。





こうして私の不妊治療は幕を下ろしました。


不妊治療中は、もうこの傷を癒すことができるのは「子供がいる未来」だけだと思ってた。


でも多分違う。


この傷を癒す方法は他にもあるし、子供がいないからこそ実現できることも無限にある。


子供がいないことは、一生悲しいと思う。


夫へ対する、両親・義両親に対する罪悪感は、一生消えることはないと思う。


それでも、きっと大丈夫。


悲しみ以上の喜びを作っていけば良いから。






不妊治療は海外赴任まで!と決めて、でも完全には諦めがつかなくて、2年治療から離れて、それでも完全には諦められなくて、そこから半年悩んで、やっと心から納得のいく結論が出せました。


即断即決型の私には珍しくズルズルと悩んだけど、それだけの時間をかけて納得のいく結論を出せたので満足です!


40歳、45歳になるまで、私は諦めがつかないと思ってたし、今後8年間治療に苦しみ続けて、お金と時間がなくなり、結局子供もいない未来が来るのが本当に怖かった。(めっちゃネガティブ爆笑)


だから、37歳で決断できたことは本当によかった!!


出口の見えない不妊治療のトンネルの中で苦しんでいる方や、様々な事情で本当は治療を続けたかったけど続けられない方がいれば、「子供がいる未来」だけが唯一の出口ではないことを知ってもらえればと思います。


と、言っても、私も不妊治療中はそんなこと考えられなかったし、信じられなかったけどw


さぁ、子なし夫婦として絶対に幸せになるぞーーー!!!!