不妊治療を辞めて約半年。
少しずつ心境にポジティブな変化を感じています。
前回の漫画
最初から読む
不妊治療中は、思い描いた未来（＝ゴローくんの子供がいる未来）を実現するために必死でした。
頭では、夫婦二人でも幸せなことには変わりないということは十分理解していたし、ゴローくんも繰り返しそう言っていました。
でも、どこかでその思い描いた未来の実現に固執している自分が常にいたし、「その未来を実現しなければ私はゴローくんや周りの大切な家族や私自身を幸せにすることはできない」という思いを消すことはできませんでした。
しかし、不妊治療を辞めて半年経った今、ようやく頭だけでなく心も「夫婦二人でも幸せ」ということを理解し始めた気がします。
子供がいたら、きっとすごく幸せ。子供がいなきゃ手に入らない幸せというものは、確実に存在すると思う。
でも、「子供がいないからこそ手に入る幸せ」があるというのもまた事実なのではないか？
元々の計画では、子供は2人くらい欲しかったし、経済的な理由で子供の選択肢を減らさないためにも、共働きで一生懸命お金を稼いで貯金して、子供に投資するつもりでいました。
でも、子供がいない未来ならば、そんなたくさんのお金なんて必要ないから、自分達のペースで働けばいいし、何ならお金になるかわからないようなことにだってチャレンジできる。
本当はやってみたいけど、あまり稼げないしとか、不安定だし、とかそういう理由で挑戦しづらかったことでも、身軽な夫婦二人なら「別に失敗しても二人で食っていける分くらいのお金なら、なんとかなるっしょ」というハードルの低さで挑戦しやすくなる。
元々海外でいわゆるバリキャリ的なキャリアを築いてきた私ですが、一旦そういうキャリアから離れて、本来自分がやりたかったことを追求してみようかなと最近は思っています。
それをこの場で発表すると、長くなり過ぎそうなのでまた別記事で書きますが、子供の頃の夢を叶えてみたいなーと思っています！！
子供がいたらそんなギャンブルは絶対できないけど、子供がいないからこそ私は私の自己実現を追求する機会がある。
ゴローくんだって、今の仕事はかなりお給料が良いけど、もしもっと別の全然稼げない仕事に転職するとしても、私は反対しません。でも、子供がいたら反対するかもしれない。
子供を持つという大半の人が普通に持っているチャンスを得られなかった私達だけど、その代わり大半の人が子供のために諦めざるを得ない自分の夢をとことん追求するチャンスを得たのかもしれない。
なんか、私めっちゃポジティブじゃないですか！？笑
まぁこの境地に至るまでに半年かかったし、なんなら海外で小さい子持ち家庭が周りに皆無だから一時的にポジティブになってるだけで、一時帰国して子持ちの友人に会ったり、日々芸能人のおめでたニュースが放送される日本のテレビとか観たらまた落ち込むのかもしれませんが笑
不妊治療を辞めて苦しんでいる方は、しばらく海外逃亡するのもおすすめです笑笑