夫は、何度も打ちのめされ、今回決定打を打ち込まれたような形となった私を見ていて、「もう辞めよう」と言ってくれました。

 

「二人でも幸せ」という言葉は嬉しかったし、少しだけ心が軽くなりました。

 

恐らく私が妊娠できる可能性は、非常に低いでしょう。

 

それでも、可能性はゼロじゃないし、何より私は自分で治療期限を決めて、フルタイムの仕事も辞めて期限までは不妊治療を最優先すると自分と約束した。

 

結果、子供を授かれずに治療を終えることとなっても、「私は全力で頑張った」と自分に胸を張れるように。

 

「あの時、治療を続けていたらもしかしたら・・・?」という後悔を微塵も残さないために。

 

治療後の人生を幸せに生きるために。

 

どれだけ望みが薄くても、ここで辞めるわけにはいかないと思いました。

 

そして私の決意を、夫はただただ受け止めてくれました。