ぼくは 母さんから
「うさちゃんのタオル」
って
呼ばれてる
母さんは
お風呂のたびに
ぼくを呼ぶんだ
お目目が
あかないときだってね
母さん
ぼくがふれると
「あぁ~ うさちゃんのタオルだっ」
って
きゅぅっ~っ と
ぼくを
抱きしめるの
かあさん
目をとじてても
ぼくのこと
わかるんだね
ぼくがまだ
乾ききっていないとき
いつものように
母さんはぼくを呼ぶ
「これ ちがう うさちゃんのじゃない」
「うさちゃんのが えぇ~」
母さん
母さん
そんな母さんの
そばに
ぼく
ぼくね
いつも
いつも
いるょ
ずっと
ずっと
♡♡ そば ♡♡
に
いたい
大好きな母さんへ
… うさちゃんのタオルより