源平討魔伝のはなし あるいは(迷いがもたらす乱文) | 古林一誠オフィシャルブログ「空想のジオグラフに John Smith は11人いる!」

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劇団「お座敷コブラ」
俳優・奇術師
舞台についてや少し不思議な日常を書きます

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神様は死んだ
悪魔は去った
太古より巣食いし
狂える地虫の嬌声も
今は、はるか
郷愁の彼方へ消え去り
盛衰の於母影を
ただ君の切々たる胸中に
残すのみ
神も悪魔も降り立たぬ荒野に我々はいる


故深谷正一氏に捧ぐ

レトロゲーム

源平討魔伝のエンディングに表示されるメッセージです。

幼いころに、このメッセージを目にしてから(当時はクリアできず攻略本で見ました)

とても気になり続ける詩でした。

なんだかかっこいい言葉が並んでいるというだけでなく、

侘しさと寂しさ、諦めと強さを感じていました。

 

最後の一文にある通り、

早くに亡くなられたナムコのプログラマー深谷正一氏に捧げられたものなので、

その実感が込められていたから、幼い自分にも響いたのかもしれません。

 

それから……未熟なりにも人生を重ねることで、

この詩に込められた想いに重なる経験を何度かしてきました。

ちょっとづつちょっとづつ、この詩が深く私に刺さってきます。

 

そしていつか私も、

神も悪魔も降り立たぬ荒野に、辿り着くことになるのでしょうね。

 

毎日、豆乳。

 

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