ECUのセッティング方法にはエンジン掛けながら、リアルタイムに燃料や点火マップを修正する方法と
そう、湾岸のアキオの横乗りの富永さんのようにやる方法と
ECU内の保管されるログを分析してマップを修正する方法です。
あとはECUとPCを接続したままで走りながらECU任せに修正するオートチューンがあります。

私のはバイクなので富永さんに後ろに乗ってもらってチューンする訳に行きませんので、
自作自演でログを見て調整します。

ログをみて調整するのも意外と大変でして往復2時間分のログの中から悪い部分を探してマップにパッチを当てながら修正していきます。
この悪い部分を見つけるのが大変で、走りながら”ここがダメ”って時にスイッチを入れるとログに印が残るのがログマーカー/ログマーク(Log Marker/Log Mark)です。

現状セッティングはほとんど不満がない状態で一定した空燃比になっていますが、たまーに目標空燃比から外れることがあり、
レアなので後からログから見つけるの苦労しているのでこのログマーカーを導入します。
このログマーカー機能は先代のG4+にはなくG4Xからの追加機能のようで説明は全部英語だったのでちょっと解析に時間が掛かりましたね。
また、ググってもこの機能の事を書いている人がいないの導入に時間掛かった。

 

 

スイッチはスクランブルブースト用にあまぞん商店で買ったちゃちいスイッチを使います。

買ってみて思ったより小さかったので、ハンドル回りに付けるのをやめて
左側スイッチにビルトインすることに。

パッシングスイッチの横の空スペースに埋め込みます。

裏側にも空間があるのでなんとか入りそうです。



片道キップで穴を空けてスイッチを取り付けました。

裏側もなんとか入っています。


ちゃんとハンドルバーに取り付けができました。
追加の配線はLINKからの+の配線を純正の左スイッチのチューブ内通したので配線の後付け感はないです。
まあ、このスイッチを付けなくてもホーンスイッチを殺してログスイッチにすることも出来ましたが、
ちゃんと車検対応のコンプライアンス重視にしましたwww

こんな感じで走りながら、ポチっとできます。

あとはLINKの設定です。
入力の設定をします。
入力にはアナログとデジタルの2種類あり、温度センサーのような可変抵抗による電圧が変化する場合にはアナログ入力を使います。
前回のVFC(可変燃料コントローラー)はアナログ入力。

今回はON-OFF、0-1の切り替えなのでデジタル入力を使用します。
速度センサーのようなパルス信号も0-1なのでデジタル入力を使用。

配線はデジタル入力のDI4に設定。

DI4とログマーカーのメソッドを紐づけで機能するようにします。
設定内容は画面のような感じです。結果正解かどうは別にしてどんな設定でも機能します。


さて、走ってみてログに印が残るか確認します。
白〇の部分が空燃比13を割った時に「あ」と思ったのでログマーカースイッチをポチっとしておきました。
ちょっと見難いですが、赤い点線が入っています。

こんな感じでちょっとした見直しポイントでマーキングできます。

VFCもログマーカーももっと早く導入していればセットアップは効率的に進められましたね。
ただ機能追加イコール配線の追加なので、最初からあの配線の束に最低限以上の機能を追加するのは難しいですよね。
次はCANで遊ぶ予定。