水温センサーによる水温補正テーブル、吸気温センサーによる吸気温補正テーブルで
温度の変化によって燃料を可変にしています。
温度センサーは温度によって抵抗値が変化する仕組みになっています。
TPSもアクセル開度によって抵抗値を変化させて点火時期を制御しています。
同じようなことがLINKで出来ないものかと考えてみました。
Moonsoonなので、アナログ入力はまだ余っていますので、ここに可変抵抗を入れてみます。
3極の可変抵抗に配線します。
ECUから5Vのセンサー用の+電源出力があるので、GNDとセンサー電圧を配線します。
在庫の適当なアルミ板で使い易く邪魔にならない場所に設置。
あとはLINKの設定
電圧4に配線します。(もうここしか空いてない)
汎用電圧1と電圧4を関連付けします。
較正でCalテーブル7と関連付けします。
Calテーブルはセンサーの電圧特性とか抵抗特性を表、テーブルにして制御する仕組み
5V入力して、可変抵抗で0V~5Vを制御します。
0Vから5Vに対して0~100の値を設定したテーブルを作成。
燃料を可変で制御するため、5D燃料テーブルでオーバレイします。
ベース燃料マップに対してプラス・マイナス20%の増減を制御できような補正マップを作成。
ここまで来たら、試乗。エンジン温が安定したアイドリングでお試し。
ちょっと見えにくいですが、
10%の増量から0%へ変更するとAFが12.7から13.2へ変化、-6%へ下げるとAFが14台に変化して、ちょっと薄めのためボウ、ボウ、ボウって感じで波打つのでAFも脈動しています。
まあ使い方としては、
仕様変更したけど、燃料マップはそのままにしてダイヤルで調整して修正の幅のあたりを付ける、
先日のファンネルの時にこれがあれば、楽でした。
あとは、ツーリングで燃費重視、パワー重視で薄め濃い目に調整できます。
今はセットアップ中なのでリアシートにノートPCを積んでいますが、
これなら走りながら、チョイっと調整可能です。
・・・まあ、そろそろ早朝が寒くなってきたので、乗る機会が無くなってきましたが。