もう搭載は済んでいますが、
長年の野望、Ninjaのインジェクション化。
ポイントを絞って記事に残しましょう。
まず、インジェクション化するにあたってのコア、ECUの選定です。
後はインジェクションボディと
燃料ポンプの取り付けですね。
ECUはLINK G4X Monsoonにしました。
半導体不足とか物流の悪さで納期未定でしたが、数か月待って納品されました。
LINKにするかEMSというにするか迷いましたが、製品版としてのLINKを選定。
EMSも安価にオートセッティング、8本のインジェクションを駆動できるので悩んだのですが、ツインインジェクションで稼働させる必要性がないのと、初心者が最初からいろいろ出来る必要もないのでLINKを選定。
LINKももう一ランク上げると8本のインジェクションを駆動できるのですが、高いしデカいので辞めました。
Moonsoonの大きさですが、ウオタニSP2とそんなに大差がある大きさじゃないです。
配線は標準で提供されているオプションを買えば、役割別に全部マニュアルと同じ色のケーブルのカシメ済みハーネスが手に入ります。
このあたりのカプラーとか端子とが海外規格のものなので素人には入手困難でリペアに苦労しそう。
ハーネスは多いように見えますが、キャブ+TPS仕様と比べてもすごく増えている訳じゃないですが、
今回は純正ハーネスにLINKハーネスをアドオンなので多い感じなりますね。
キャブ仕様にないセンサーがいくつか必要で。
負圧センサー MAPセンサー
吸気管の負圧を計測してアクセルの開けている量を計測します。
TPS(アクセル開度センサー、スロットルポジションセンサー)でも代用できますが、
燃料制御はMAPセンサー
点火制御はTPSセンサーで構築します。
吸気温センサー
ちゃんとセットアップが出来れ上がれば夏セッティング、冬セッティングは不要になり、
外気温+エンジン温度が合わさった吸気温で濃くする薄くするの補正が可能。
水温度計センサー
エンジンの温度を計測して冷間時の始動、ヒート時の燃料補正に使用します。
今回LINKではラジエターファンの駆動制御ができるので水温を任意の温度を指定してファンを起動・停止を制御するようにしています。
イグナイター
通常のバイクは点火制御装置(イグナイター)内にこのイグナイターを内蔵していますが
フルコンでは点火信号のみの電流のシグナルしか送らないため、コイルに送る電圧はこのイグナイターを経由して
プラグを点火させています。
これはフルコンで有名なハルテックですが、OEMなのでほかのブランドでも同じ。入手性、流通性の都合でこれにしています。
さて、取り付け準備。
最低でも使う配線はこれだけ。
使わない配線は間引きました。
これ以外にも電源供給のリレー、燃料、コイル、ファン制御用のリレーが必要で配線まみれですわ。
初回はこんなもん。
誰も興味ない、真似しないインジェクション化は、つづく・・・・?
正直、これをプライベーターのDIYでやるのはシンドイと思う。
さすがに一人では部材の選定、ECUの初期設定はできないので
TKBさんって方に強力な支援頂き始動、運転ができるようになりました。
この場をかりて、お礼をお伝えしたいと思います。