武蔵忍法伝忍者烈風に善風巧 役で御出演されている筒井巧さん。撮影後に一緒に写真を撮って頂きました。

写真投稿は、筒井さんご本人と木川監督の許可を頂いています。







筒井巧さんは、1988年にテレビ朝日系列で放送されていた、世界忍者戦ジライヤで、主人公の山地闘破(ジライヤ)を演じた方です。それだけではありません。武神館 戸隠流忍術三十五代宗家なんです。さらに、世界忍者戦ジライヤで、山地哲山 役を演じられた、初見良昭さんは武神館 戸隠流忍術三十四代宗家なんです。


そうです。僕の忍者表現の原点、時代村忍者の原点は戸隠流忍術にあるのです。

元四村(日光江戸村、伊勢戦国時代村、登別伊達時代村、加賀百万石時代村)の忍者屋敷、忍者劇場、野外劇場などの全ての忍者ショーの、脚本、演出、殺陣は、山田桂司さんという方でした。現在は登別伊達時代村の忍者ショーの脚本、演出、殺陣を担当されています。

その山田さんも戸隠流忍術を学んでいたのです!


という事で、筒井巧さんは忍者ヒーローであり、本物の忍者なんです。まさに僕の憧れの方。


山田さんの忍者表現がなかったから、ここまで忍者愛は無かったです。

簡単に言うと、簡単にですよ!本当はもっと深く、ここでは載せきれないとほどの忍者表現のこだわりなんです。

忍者も殺人剣ではなく活人剣。山田さんの忍者演出や登場人物に、正義、悪はなく、互いが仕える主のために、己の正義を持って戦うなど。そして、忍者表現の殺陣にも戸隠流忍術が沢山入っていました。

山田さんの忍者表現には、殺陣だけではく、忍者とは何かが強く込められています。山田さんは忍びの正心を大切にされていました。


山田桂司さんが脚本、演出、殺陣を担当された忍者屋敷の忍者ショーでのナレーションです。今も凄く好きで、忍者とは何か教えていただける文です。

忍者の忍、忍びという時は、刃の心と書く。この言葉は、敵陣営に潜入せし、忍びの心を表すものであり、それはまさに、刃の如く硬く鋭い緊張を意味する。
忍びの者達は、日々その緊張に押し潰されぬよう、己の、心、技、体を鍛え、煩悩を捨て、忍びの掟を守り、日々厳しい修行をしていたのである。
忍び掟とは、正心を守る事であり、正心とは、仁義忠信を意味する。
仁義とは、思いやりの心で、正しき事を守り行う事。忠心とは、嘘、偽りなく、真心をつくし主君に仕える事であり、人として、まことの心を意味する。