この前、県立図書館で『なぞなぞのすきな女の子』を思い出しましたが、もうひとつ。
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グリム童話の中でも有名なお話のひとつかと思います。
やはり県立図書館でのこと。
わたしが小学生のころ、児童資料室では週に1度お話の会がありました。
今のように読み聞かせが多くはなかった頃です。
お話の部屋に入ると、本を読んでくださる先生が前の椅子に座り、その横のサイドテーブルに置かれたキャンドルに火がつけられ、電気が消されます。
それだけで、小学生のわたしはもうわくわくしてしまいます。
たしか1冊は絵本、もう1冊はお話だけの読み聞かせだったような。
よく通っていたので、いろんな本を読んでいただいたはずなのですが、覚えているのはこの『ラプンツェル』だけ。
薄暗い部屋で、キャンドルに照らし出されたラプンツェルの長い髪。
愛する人のために高い塔から編んだ髪の毛を下ろすシーンは子どもながらに印象的でした。
そして、読み聞かせをしてくださる司書の先生の美しいお声もいまだに思い出すことができます。
大学の頃、久しぶりに児童資料室を訪れましたが、場所が移動していて、あのお話の部屋はもう見られませんでした。
いろんな思い出をふくんだ1冊です。
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今でもににと子ども図書館に行くと
手に取って読んでしまいます。