現代数学の影響を与えた、天才数学者ガウスの逸話があります。
ガウスが小学校の低学年の頃、ある算数の授業で、問題が出されました。
先生が生徒たちに出した課題は、
「1から100までの数を全て足した数を計算しなさい」というものでした。
小学生がこの問題を計算するには99回も足し算をしなければなりませんでした。
しかし、先生が自分の席につこうとすると、
ガウスはすぐさま「できました！」と答えたそうです。
『そんなバカな！？』
と先生がチェックをしに行くと、確かに5050という正解の数が書いてあります。
別に彼は計算が超人的に速かったわけではありません。
どうしてこんなことができたのでしょうか?
それは、ガウスの計算方法にありました。
彼はこう考えました。
「1 と 100 を足すと 101、2 と 99を足すと 101、3 と 98 を足すと 101。
このように、数を2つずつの組にすると、それぞれの合計が 101 になるように組み分けできる。組の数は全部で50。101が 50個あるので、全部あわせれば 5050です。」
先生は、
『このような天才に自分が教えられる事はない。』
と言ったそうです。
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最近、小学生の授業で色々と話題に上がりました。
・まだ教えていない計算式を使ったことで、不正解になった。
・筆算のテストで、『9.０』と解答して、０を斜線で消してなかったので、不正解になった。
先生からすると、それを正解にしてしまうと、ルールを守らなくなったり、
塾で勉強している子だけが、得をしてしまったりするためだと思います。
ですが、林修さんは、番組の中で、この逸話を持ち出して、
『算数の本質と非本質を、しっかりと生徒たちに教えてあげてほしい。』
と言っていました。
つまり、算数の問題上は、『教えていない計算式』を使う事も、
『９.0と９』の違いも無いんですね！
もしかしたら、ガウスがその計算を
『皆と同じ方法でやりなさい！！』
と怒られていたら、現代数学は成り立っていないかもしれないんですね。
世界にとっては、まるで取り返せない歴史的損害になったかもしれません。
もしかしたら、１番すごいのはガウスの凄さを認めた先生かもしれませんね(^∇^)
人によって、強みや弱みは様々です。
口べたで不器用な人でも、一生懸命、目の前の作業をやったり、
ルールを守るのが得意だったりします。
まるで、細かいことをないがしろにする人でも、
周りを引っ張るリーダーシップがあるかもしれません
人の強みや可能性を活かす。
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました〜
人生の基礎になる！人間力の磨き方
発行人：ムネ