*母の記録*
2018年4月1日
所沢へ引っ越し
翌日虎ノ門病院・血液内科受診
紹介状の宛先の先生はU先生でした。
実は以前セカンドオピニオンへ行ったときに一度会っています。
あの時私が泣きながら息子の症状を話していたとき面談室にいた医師の一人です。
紹介状の資料を見て、たいへんだったねと言って、とにかく38度以上熱がでたらすぐに救急へ
かかるように言われ1ケ月後の受診の予約をして帰りました。
虎ノ門病院のエントランスに置いてあった臍帯血タイムカプセル
(2020年4月撮影)
ここから息子の一人暮らしが始まりますが、最初の一年は新入生ということもあり行事も多く随分無理もして心配しました。
23歳の大学一年生、こんな日が来るなんて夢にも思いませんでした。
長い長い闘病生活でしたが、現在28歳、大学4年生
健康体とは言えませんが元気です。
大学一年 所沢の航空公園駅
息子が作ったカレーライス
*僕の記憶*
大学に受かって、一人暮らしを始めることになった。
場所は日芸の所沢キャンパス近くのレオパレス住宅。死ぬほど壁が薄いことで有名なあのレオパレスである。
もちろんそんな問題、気にもならない。
なんたって一人暮らし。
なんたって東京。(東京じゃないけど)
舞い上がるっていうより、しみじみと現状を受け入れて、
これから何をしてやろうか、どんなふうになってやろうか、
と思いを巡らせている。
一日が過ぎる速度がとてつもなく早く感じた。
毎日がやり残したことだらけだった。
今、僕の目の前には未来が広がっている。
それがどれだけ素晴らしいことなのか、
どれだけ奇跡的なことなのか、
噛み締めない日なんてない。
ここから続いていくんだ。
続いていっていいんだ。
そんな夢みたいなことを考えて、いいんだ。
そうやって僕は情報過多の毎日へと踏み出していく。
大学でも語りきれないほど
ヤバいこととエモいことと素晴らしいことがあったけど、
それはまた、別のお話!