*母の記録*
2016年4月19日(入院4日目 ICUから一般病棟へ)
9時00分 38.2度
10時40分 39.5度
昼から抗生剤のメロペンをゾシンへ変更、1日4回の点滴です。
夕方M先生が来て菌は耐性緑膿菌、ゾシンが最強のため、これでやっつけたい、
ただまだ熱は出るでしょう、と。
この耐性菌という言葉もネットで調べると非常に怖い。
💉採血
WBC 11,100 CRP 19.91
2016年4月20日(入院5日目)
💉採血
WBC 100,800 CRP 16.50
炎症は下がってきましたが、食事は1日通しておにぎり1個がやっと。
栄養点滴も現状できないのでアルブミン値は2.4まで下がってしまいました。
低栄養が心配ですが、3種類もの抗生剤を入れているので食べられるわけがないと
師長に言われ納得しました。
2016年4月21日(入院6日目)
💉採血
WBC 89,000 CRP 8.05
少しずつ良くなってきているのが採血表からわかり嬉しい。
昨日は熱がでてないことが素晴らしいと先生にも言われ、こちらも嬉しくなりました。今日から室内歩行の許可が出ました。
2016年4月22日(入院7日目)
💉採血
WBC 54,000 CRP 4.91
2016年4月23日(入院8日目)
💉採血
WBC 60,000 CRP 2.55
先生が順調で退院が見えてきたと、今日からリハビリも開始です。
元気になってきた息子はパソコンでお見舞いに来てくれた友人へのお返しのテレホンカードのデザインをしていました。
ここでも短い小説を書いていました。
*僕の記憶*
こんなボロボロの体にも、人並みの欲求が戻って。誰かに認めて欲しいと言う欲求。誰かとつながりたいと言う欲求。
誰かのためになりたいと言う欲求。
感謝を伝えるというのは、
本当に世界から切り離されてしまった人間が最後に行き着く、命綱のようなコミニケーションなのかもしれない。
誰も僕のことを気にしていないと、僕はわかっている。それは両親とかは気にしてるだろうけど、もし僕が友達だったら死にそうな友達よりも自分の人生を優先すると思う。そういう冷たさのことを僕はよく知っている。だから、自分にそんな価値はないとわかっている。今の僕にはだれも喜ばせられないとわかっている。
それでも何かしなくちゃいられなかった。
だから、これは僕が僕でいるために行った、自己満足だ。
誰かに感謝を伝えるということで、
僕は僕を支えようとした。
もちろんクオカードが入ってるわけだからもらってやな気持ちはしないと思うねんけどさぁ。まぁこの頃の僕は、自分が本当に無価値だと思っていたから。だけど同じ位に、そうするほかに生きる術がないと思っていたから。
せめておちゃめに可愛く作ってみた。