それでまあ二人が付き合ったことはわかって、それならもう受け入れるしかないな。

ふう、落ち着け。

世界終われとか言ってる場合じゃねえぞ。

 

落ち着け……

授業の配置とか見て落ち着け……

 

 

よし。

まず僕は一つの学びを得た。

作家人生にも関わる大きな学びだ。

 

 

それはつまり、

誰もが自分の利益を最大化するために生きているということ。

 

こんなの、当たり前オブ当たり前のことなのだけど、

当時の僕はどこか、そんなまさか二人が抜け駆けなんてしないだろうという、謎の甘えた考えを持っていた。今思えばだいぶキショい考えだけど、それが大学一年生ってもんだ。

 

 

二人は付き合った。

付き合っちまった。オーケイ。

つまり二人は今幸せってこった。

僕は全く持って関係ない。

僕とは関係ない世界に行っちまった。オーケイ。

 

 

しばらく、所沢キャンパスを歩いて頭を冷やしたよ

 

 

 

 

そしたら二週間後。

Kが意味不明なことを言ってきた。

俺、Fと別れたんだよな。

は?

ちょ、は?

ちょ、は、ちょ……は?

僕はどういうことかと訊ねた。

Kはめちゃめちゃ落ち込んでいて、春のまだちょっと寒い室外の白いバキバキに壊れたベンチに座って、二人神妙な顔をして話したのを覚えてる。

 

 

別れたもんは別れたんだよ。

 

 

だからなんでだよ!w w w w

結局なんで別れたのか教えてもらえなかったんだけど、

このKってやつは今後、色々と問題をひきこすことになる。

Fもまた、こっちはこっちで色々やらかすことになる。

 

 

そんな二人の活躍が見たい人はぜひ

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