*母の記録*
2014年8月1日
<day+51>
咳は全く良くならずCT検査をしたところ肺炎にかかっていました。
アスペルギウス肺炎です。次から次へいろいろ起こります。
真菌を殺すアムビゾーム点滴がすぐに始まり、とにかく下痢を止めなければと
胃腸に直接効く飲むステロイドのベクロメタゾンを開始することになりました。
米国では既に使われている飲み薬で消化管GVHDに対しての局所療法という説明でした。
2014年8月2日
<day+52>
便の中にひだひだのものを発見。
腸の粘膜?が剥がれているのだろうかと怖くなりました。
直ぐに看護師に伝えたところ検査にまわすとのことでした。
腹痛も変わらずでモルヒネも再開となりました。
2014年8月3日
<day+53>
腸へのステロイドと合わせ、今日から全身へのステロイド、ソルメルコートの点滴を朝7時から1時間かけて
行うことになりました。
2014年8月7日
<day+57>
7月30日から服用していたフラジールは今日で終わり。
トイレは行く回数が少し減ってきたものの、下痢の量は多く腹痛もあり、
ベッドのすぐ横に簡易トイレを置いていましたが、その移動も辛く
そのままトイレで座っていることもありました。
*僕の記憶*
簡易便座の上に両足を乗せて座って(うんち座りのような状態になって)
ひたすらに力む。
でも出てくるのは緑とか黒に近い液体ばかりで、
もう固形の便は長い間出ていない。
何も出ないってわかっててもお腹が痛くなるから便座に座らなくちゃいけなくて、なんだろうな、自分がレモンになったみたいだった。体の中から、水分が搾り取られてるみたいな感じ。
その感覚は実際そんな間違ってることもなくて、
脱水症状に陥っていて、点滴で水を補給したりして。
あるとき便座に座って力んでいたら、
何かがずると肛門から出て、そのままお尻から垂れ下がっていた。
白い脂肪の膜みたいなもので、それが自分の体から出たのだと思うと、死ぬほど怖かった。
その肉片というか白い膜は看護師が持っていったので
検査待ち。
ふと、何やってんだろ僕、と思う。