本当です。

なんなんですかねあのシステム。

「フランダースの犬」みたいなことにならないための予防策なんですかね。

最終選考コールがあればネロは救えていたかもしれない……。

 

いや、ネロのことは知らんので、僕の場合を話しますね。

まずハヤカワSFコンテストから電話がかかってきたのは、2021年7月19日です。しかし僕はこれに出ることができず、留守電が入っていました。その時の留守電は運命を変えた留守電なので、今でも消さずに残してあります。

留守電に気づいたのが夜中だったので、翌日電話をかけようと思っていると、かかってきました。これははっきりと覚えています。池袋駅の構内でした。

 

早川書房編集部の女性が最終選考に残ったことを伝えてくれました。

ええ、ほんとですか〜? ってなりますよね。

すぐに父親に伝え、翌日大学教授にも伝えました。

マジか〜、ってなりました。

 

この期間、一切連絡はないので、ほんと嫌な気分ですよね。希望より不安の方がずっと大きくて、メンタルが絶不調でした。

 

そして2021年8月23日、ワクチン接種のために名古屋へ帰省する新幹線の道中、再び早川書房から電話がかかってきました。喫煙所とかがある連結部のところで、受賞を知らされました。

知らされたというより、「受賞を受けてもらえますか?」みたいな訊かれ方をしましたね。いや受賞したのに、辞退することあんのかい、と。(そりゃあるんだろうけど、そういう人間のことを想像できない)

 

そんな感じですかね!