はい。
ここはどこでしょうか。
正解はスタジオです。
どこのかっていうと府中。
なぜ府中にいるかというと、なんかバンドに出ることになって、あやかとコブクロの「ワインディングロード」を練習してたんでよね。ぼくはなんも楽器弾けないので当然ボーカルで、男性パートを担当したんだけど、本家は二人でやるわけじゃん。
でもボーカルはぼくと、誘ってくれたS氏の二人なわけ。
どっちを歌えばいいか特に決めることなく練習が始まり……。
そもそもこの話結構急で、S氏が全然が連絡を寄越さないものだから、1回目のリハにぼく出そびれたんだよね。
いや、違う。
出そびれたっていうのはぼく側の認識であって、
バンドメンバーはぼくがただ来なかったやつってことになってる。
ギスらなくて本当によかった。
ぼくは大学一年生の時軽音だったんですが、飲み会がとにかくキモくて一年でやめたんだよな。ぬるいビールとつまらない話。新入生に飲ませるという時代錯誤のコミュニケーション。そういう悪習は、コロナ禍が浄化したしたと思いたい。
「きみは雪をみることができない」は飲み会から始まるじゃないですか。飲み会から飛び出すシーン。あれは一年生のぼくがやりたくてできなかったことです。笑
そんなことを思い出しながら、練習していき、いよいよ本番。
(こういう感じの通路のライブハウス。日本にいくつもある現代のグロッタ)
これが前の記事で言ったところの「大舞台」ってやつ。と言っても音楽教室のメンバーで集まって行う発表会みたいなもので、物理的にはそんなに大きくないのだけど。
でも、作家だから。
作家は、日陰の住人じゃん。
ところがそんなに緊張はしなかった。
なんでかっていうと、それはライトが眩しすぎて客が全く見えなかったから。
白内障も使いようだな!!!
それで、こうなったという。
相方のS氏はもう一曲、なぜか「破れた恋の繕し方教えます」を歌う羽目になっていて、歌詞を全然覚えてないからBメロは全部「あなたの脱ぎ捨てたシャツを100回刻んで」と歌っていた。
刻みすぎだろ。
ワインディングロードも「オゥイェ〜 うぉううぉううぅ〜 ななななな〜」のところが最後までやばかったけれど(ぼくはテキトーにやればいいだろと言い、S氏はマニュアル通りにやろうと言う)なんとか法則性を見つけ出して歌い切ることができた。
ハモれていたかどうかは、最後までわからない!
そし飲み会(のあと)
二十人規模の飲み会なんてどれくらいぶりだ?
けど流石に、キモい大学生の飲み会とは違って、楽しかった。
わいわいお酒を飲むのも、たまには、めっちゃたまにならいいかも、と思わせてくれた。
ビールは頼まなかったけどな。