*母の記録*
2013年12月31日
毎年家族で大晦日に美々卯のうどんすきを食べて新年を迎えるのが恒例行事だったため
1人分を運び食べてもらいました。食欲も戻ってきた時期だったので食べられてよかった。
2014年1月1日
母と姉がお年玉をもって来てくれました。
治療もないため病室でゆっくり過ごしました。
2014年1月7日
息子はパソコンで音楽を作っていて、それらをまとめてCDにすることになりました。
ボーカルを担当してくれることになった友達の友達のリナさんが面会にきてくれて、曲の説明などをしていました。
2014年1月8日
今日は治療薬はなく血小板の輸血です。
2014年1月9日
朝から咳が止まらないと咳止めをもらいましたが全く効きませんでした。
その後シロップなどの咳止めも全く効かず元々胸に病気があるので咳が出てもおかしくないと主治医から説明を受けました。
この咳は入院中ずっと続くのです。
*僕の記憶*
「うどんすき」という食べ物をご存知だろうか。
実のところ僕も、何がうどんすきで何がうどんすきでないのか、よくその定義を理解できていないのだけれど、
我が家で「うどんすき」と言えば「美々卯」のことで、これが家族の年越しの恒例食だった。
普通だったら、大きな鍋に3人前ぐらいを少しずつつ入れていき、伯母を含めた家族4〜5人で食べるものだったけれど、病室ではそんなことはできないから、1食分を分けて持ってきてもらった。
「うどんすき」はうどん、白菜、椎茸、えび、あさり、麩、にんじん、若鶏、うなぎ、もちなどが入っていて、薬味ネギともみじおろしなどを加えて食べる。
(サイトより抜粋)
本当に、本当に、本当に、非常に好き。
特に僕は、つゆにレモンを絞る食べ方が好きだった。
ちょうど、抗がん剤の切れ目で、食欲が戻っていて、食べることができて本当によかった。
だから大晦日は、結構楽しかった。
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それと、もう一つ。
大事なお知らせと言えば、大事なお知らせ。
自作の音楽でCDを作ることになった……!(ドドン!)