"LINKIN PARK "(リンキン·パーク )が旺盛を極めていたのは2001年リリースの1stアルバム『HYBRID THEORY 』と2003年リリースの2ndアルバム『METEORA 』辺りの所謂【ヘヴィ·ロック路線】だった頃...。当時は彼らの音楽性を模倣した様な【フォロワー·バンド】も数多存在しましたが、実際のところ、そんなフォロワー·バンド達の胸中は如何程のものだったのだろうか?
せっかく必死こいてデビューまで漕ぎ着けたのにある特定のバンドの"二番煎じ"的な触れ込みでプロデュースされるのはあまり気分の良いものではなかったのではなかろうか?
僕が知る限り、そんな数多存在するリンキンのフォロワー·バンド達の中でも特に気の毒になるくらいリンキンを引き合いに出されながらメジャーデビューを果たしたのがカリフォルニア出身のヘヴィ·ロックバンド"TRAPT "(トラプト )でしたね。
2003年にバンド名を冠したデビュー·アルバ厶『TRAPT 』がリリースされた際もCDショップには〖ポスト·リンキン·パーク〗 或いは〖リンキンの弟分〗 に〖リンキンの次はコイツらだ!〗 等々、リンキンの影を感じさせずにはいられないキャッチフレーズの店頭ポップが並んでいましたね。
しかし、メディアの洗脳とは恐ろしいもので、実際に彼らの音楽を聴いてみると言うほどリンキンっぽくもないのよね...。これなら他にもっと露骨にリンキンの影響を受けているバンドはいた筈...。「売れに売れてるリンキン·パークの名前出しときゃロック·ファンは飛び付くだろう..」という当時のミーハーなメディア戦略が見え見えでした...。そのお陰とは思いませんが、アルバム『TRAPT』は100万枚を超えるセールスで【プラチナ·ディスク】を獲得しています。
アルバムからの先行シングル『HEAD STRONG 』(ヘッド·ストロング )は怒涛のロングセラー。この曲は【体育会系なノリのヘヴィ·チューン】 といった趣きで、当時のモダン·ヘヴィ·ロックにありがちな"陰鬱さ"はあまり無く、寧ろ前向きで開放感のあるメロディが印象的。
そして、このHEAD STRONGを聴いて貰えれば分かりますように、トラプトは何かとリンキンと比較されている割にラップはやらないバンドです。
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この曲を機に売れっ子バンドの仲間入りを果たしたトラプトですが、リンキンの"二番煎じ"的な扱いを受けている事に関してはどう思っているのだろうか?
2005年に2nd『SOME ONE IN CONTROL 』(サム·ワン·イン·コントロール )がリリースされ、それに伴う雑誌のインタビューではボーカル&ギターの"クリス·テイラー·ブラウン "がインタビュアーの「好きなバンドや影響を受けたバンドは?」との質問に「リンキン·パークかな..」 と、まさかまさかのリンキン一択!リンキンからの影響を隠そうともしないこの潔さ!恐らく彼らは"ポスト·リンキン·パーク"と呼ばれる事にも特に抵抗が無かったのでしょう。
僕はトラプトに関しては2ndアルバムまで聴いてそれ以降はぱったり聴かなくなってしまったのですが、久方振りに検索してみたらバンドは現在も絶賛活動中で尚且つ人気も上々の模様。
最近の曲もYouTubeで聴いてみましたが、特に大きな音楽的変化は無い様子。ただ、驚いたのはクリス(Vo,G)のビジュアルで、顔は当然そこそこ老けましたが、体型がデビュー当時とほぼ変わらぬ筋肉質でちょっと嬉しくなりました。(えっ?何で?)
でも、マッチョの人って基本的にずっとマッチョだよね。余程大きな病気でもしない限り急に豚になる事ってあんまり無いよね。きっと、長年トレーニングを続けていると"トレーニングをしない自分"が許せなくなってくるのでしょうね...。素晴らしい事だと思いますよ。