ライブやコンサート等の有り方もここ数年に起きた一連の【コロナ禍】によって大きく様変わりしてしまいましたよね...。コロナ禍の風潮に逆らってライブを敢行したバンドやアーティストは叩かれ、逆に涙を飲んでライブの中止を決めたバンドやアーティストが賞賛されるという不思議な現象も起きました...。
特に反体制を気取る勇猛なロック·バンド等は今の御時世かなりやり難いのではなかろうか...。コロナ禍の今の鬱屈した風潮に風穴を開けようとするのって"反体制"とはまた違うもんね...。「人としてどうなのよ?」って話になって来る...。
感染対策も無視して盛大にライブやって「責任は俺達が持つ!」と声高に叫んだところで、世間からの批判を一手に請け負うのはそのバンドやアーティスト(或いはライブの主催者..)かも知れませんが、本当の意味で巡り巡って尻拭いをさせられるのは医療従事者の方々ですよね...。極端な話、医療従事者以外の人間が偉そうに「コロナなんかにビビってんじゃねえ!」と言ってしまうのは許されないような風潮にあるのではないでしょうか...。
そんな今の御時世に打って付けという事で、リヴァプール発の4人組ロック·バンド"CLINIC"(クリニック)をご紹介です。このバンドの事はあまり詳しく知らないのですが、結成は1997年でアルバム作品はこれまでに9枚〜10枚くらい出してるっぽいです。(適当だなぁ..)
本国イギリスではそこそこ人気の様ですが、ここ日本ではほぼ無名。ただ、UKリヴァイバルが訪れていた時期だけは日本でも"要チェックバンド"としてプッシュされていましたね。
実際に僕もこの辺りの時期にリリースされた2004年リリースの3rd『WINCHESTER CATHEDRAL』(ウィンチェスター·カテドラル)だけはミーハー魂で買いましたしね...。

音楽的には"アート·ロックやクラウト·ロック等、変わった音楽なら何でも過激にミックスしてしまう雑食系"との事ですが、アルバムを通して聴いてみると"RADIO HEAD"(レディオヘッド)からの影響を色濃く受けているであろう作風ですね...。何も知らない人に「これはレディヘの新譜だよ..」と言って聴かせても信じてしまうのではないかと思うくらいレディヘっぽいです。
まぁ、レディオヘッドのオープニング·アクトとしてツアーをサポートした事がきっかけで一躍有名になったバンドのようですし、レディオヘッドに憧れを抱くのも当然と言えば当然なのでしょう。
そんな訳で、取り敢えずWINCHESTER CATHEDRALの1曲目『COUNTRY MILE』(カントリー·マイル)を貼っておきますね。
さて、本題ですが何故クリニックが今の御時世に打って付けなのかと言いますと、彼らはそのバンド名に相応しく"医療用マスク"がトレードマークの変わり種バンドなのであります。
コロナ禍に突入するよりも遥か遥か昔...。それこそデビュー当時からこのスタイルで活動していますからまさに【時代の先を行き過ぎたバンド】ですよね。

クリニックは現在も活動中なのですが、今のこの御時世にこのスタイルで活動している事に対しての本国イギリスでの評価は一体どの様なものなのだろう...。非常に興味深いです...。
コロナ禍に於いては感染対策を意識してマスク着用でライブを行うバンドやアーティストも見受けられ、それはとても素晴らしい心配りだとは思うのですが、やはり、今までマスクなどしなかったバンドやアーティストが急にそれをやるとビジュアル的にはどうしても違和感を感じてしまいますよね...。
その点、クリニックはデビュー当時からマスク着用でライブやってますから今更何の違和感も無い通常運転...。恐らく元々は音楽ファンの気を惹く為の【気を衒った演出】としてのマスク着用スタイルだったと思うのですが、結果的には今の御時世に於いて非常にアドバンテージのあるスタイルになりましたね。
それでは最後にもうひとつクリニック関連の動画を貼っておきますが、これはコロナ禍のここ2〜3年では無く10年(いや、20年か?)以上前の映像なのであります...。時代を超越しておるな...。