今日はアメリカ合衆国出身のハードロック·バンド"STAIND"(ステインド)が2006年にリリースしたベスト盤『THE SINGLES 1996-2006』をご紹介。
1996年にデビューしたステインドはデビュー当時こそ鳴かず飛ばずでしたが、1997年に"LIMP BIZKIT"(リンプ·ビズキット)と共演した事をきっかけに"フレッド·ダースト"からその才能を認められ、彼が代表を務める【フリップ·レコーズ】と契約。それ以降は当時のヘヴィロック·ブームも手伝ってか"モンスター·バンド"と呼ばれる程の成功を収めているのでフレッドはステインドの大躍進を大いに助けた存在と言えるでしょう。
ニュー·メタルの火付け役とも言われるリンプに見出されたバンドですからステインドの方もさぞかしニュー·メタルかと思いきや、聴いた限りは完全にグランジ寄り。影響を受けたバンドにも"NIRVANA"(ニルヴァーナ)や"SOUND GARDEN"(サウンド·ガーデン)等の名前を挙げていますね。(リンプは無いんかい!)
ステインドの場合はグランジ風なバンドサウンドに耳障りの良いメロディや歌詞を乗せる事によって"大衆受け"にも成功したようです。所謂【歌ものヘヴィロック】ってやつですね。
恐らくバンドのキャリアで最も商業的な成功を収めたであろうは2001年リリースの3rdアルバム『BLEAK THE CYCLE』(ブレイク·ザ·サイクル)で、こちらは全米で547万枚を売り上げており【プラチナ·ディスク】も獲得しています。
ウィキペディアによると、この勢いのままリリースした2003年リリース4thアルバム『14SHEDES OF GREY』(14シェイズ·オブ·グレイ)の方もプラチナ·ディスクを獲得し、全米で22万枚のセールスを記録しています...。
ん?22万枚?それは少ないな...。220万枚の間違いじゃない?でもウィキペディアでは"22万枚"となっておる...。そもそもプラチナ·ディスクの全米での獲得基準はアルバム100万枚の売り上げが条件なのに22万枚はおかしいね。ウィキペディアが間違ってる事ってあるの?
14SHADES OF GRAY辺りからはステインドの音楽性もグランジ色がだいぶ薄れ、より"歌もの"に寄せた曲が中心になってきます。初期の尖ったグランジ·サウンドを好んだ古参ファンには受けが悪いかも知れませんが、やっぱ分かり易い"歌もの"の方が売れるよねぇ...。『SO FAR AWAY』(ソー·ファー·アウェイ)なんかは僕も結構好きでしたしね。
ステインドをずっと聴き続けて来た人なら分かると思いますが、彼らの音楽って基本的にはゆったりしたリズムに"アーロン·ルイス"(Vo)の粘っこ〜い歌が乗る曲が殆ど。言ってみれば"似たり寄ったり"の曲が多い印象ですね。
そんなゆったり粘っこ〜い楽曲達から選りすぐったベストですので、こういうのが好きなファンには堪らないのかも知れませんが、そうでもないリスナーにとってはアルバムを通して聴くと少々苦痛かも...。
締めはベスト盤用として収録された"TOOL"(トゥール)の楽曲『SOBER』(ソーバー)のカバーです。このカバーもファンには賛否ありそうですが、個人的にはアーロンの声にマッチしていて良いと思います。


