奈良から戻る途中、空港で飛行機の搭乗時間を待ってこのブログを書いています。

 

 

 

旅に出る前、庭の芍薬の蕾もだいぶ大きくなってきましたので、週明けにはシャクヤクシートが作れるかなと思います。

 

シャクヤクシートを楽しみにされている方がいらっしゃいましたら、ぜひお越しくださいませ。

私も奈良でパワーアップしてお待ちしております!

 

 

奈良へは吉野にある脳天大神さまへ2年に一度お参りに行くと決めているので、

今回の旅へと繋がったのですが、毎回脳天さまのお導きでいろいろな場所へのご縁や出会いなどがあり、今回も色々な気づきや文化風習などを知り、自分の無知さを思い知りました。

 

日本は狭い国土といえども、まだまだ知らないことが多過ぎますね。

 

まだ行くのか?と言われそうですが、

これからも日本のまだ知られていない場所へ旅して、ブログをお読みいただく皆さまへ、まだまだまだ知らない伝統文化などを共有できたら嬉しいです。

 

 

奈良での体験などは少しずつご紹介していきますね。

 

 

 

 

今回は2泊とも小さな村にある純和風建築の宿に泊まりました。

 

 

初日は東吉野村と言う山の奥深いところにあるゲストヴィラ逢桜と言うところです。

 

 

明治初期に作られた、林業を営んでいた大邸宅を改装して作られた旅館。

建物の総面積は1000平米にお部屋はたった5部屋です。

 

 

建物の中にある蔵を改装して客室にしたお部屋に今回泊まりましたが、ご主人から直接当時のお話をお伺いでき、心からのおもてなしの極意も知ることができました。

 

 

 

翌日は天川村にある洞川温泉、光緑園西清さんというお宿も伝統のある和風旅館。

 

 

洞川温泉は大峯山に山岳修行する行者のために宿を開いたのが始まりで、その世界遺産でもある大峯山は女人禁制なのです。

なのでこの温泉旅館街もほとんどが男性客で占められてます。

 

白装束に足袋で、ホラガイを吹きながら歩く男性たちの姿は、まるで映画の世界の

中に迷い込んだような、独特の世界観でした。

 

そして古くからこの洞川温泉は、漢方薬の「だらにすけ」が作られているところ。

奈良を代表する漢方薬で、いたるところで売られていました。

 

 

宿泊した光緑園さんも、古くから薬を作って販売していた薬屋で、薬を買ってくれた

馴染みの行者さんを泊めていたことから旅館業を始めたらしく、古くから続く

由緒ある日本旅館でした。

 

 

 

古くから続いている和風旅館というのは、泊まると歩く音やドアが閉まる音、

他の部屋の声など聞こえて来て、安眠できないなどの欠点もあるし、

トイレやお風呂が共同だったり、必ずしも快適とは言えないのかもしれません。

 

ですが、チェーンホテルが増え、コンパクトにまとめられて便利である一方、どこも同じような作りで味気なさもあります。

 

それぞれが唯一無二の存在でもあり、百年以上も頑丈で精巧に作られ、美しさも兼ね備えた大工の匠の技が生きている和風建築に泊まるのも、日本を旅する上で

日本の自然や四季の美しさなどを再確認できてとても良いと感じています。

 

そんな日本の良さをしみじみ感じられる年齢になってきた、という事なのかな。

 

 

 

昨年からそのような純和風旅館に好んで泊まっていますが、これからもライフワーク

として、あまり知られていないような、小さな山あいの中のひっそりと佇んでいるような和風旅館を探して泊まって行きたいな、と思っています。

 

 

またブログでも宿レポとしてご紹介させてください。