新しい場所に引っ越しして概ね満足なんだけれど、ちょっと困っているのがいわゆる「香害」というやつ。
ベランダに干す洗濯物から、かなり強い柔軟剤の匂いが強烈に漂ってきます。
職業柄、天然のアロマを使っているせいか、合成香料の強いにおい(香りとは言わない)がとても苦手ですが、中でも柔軟剤は頭が痛くなるくらい無理な感じです。
なのでベランダの窓を開けるのは、周りの方が洗濯を干す前の朝か、乾いたであろう15時以降くらいから。
そうじゃないと部屋の中まで匂いが入ってくるんです。強烈ですよね。
それにしても柔軟剤はいつからこんなに強い匂いになったんでしょう?!
柔軟剤が欲しいと思ってスーパーに行っても、無香料のものはまず見つけられない。
香りがあるのが当然なんですよね。しかも年々、競うように匂いが強くなってきている気がします。
私はもう市販で購入するのはあきらめ、ネットで無香料のものを購入していますよ。
昔は天日干しして、パリッと仕上がった洗濯物をクンクンして、なんとも言えない干し草のような太陽の香りを嗅いで幸せな気分になったものでしたが、今は太陽の香りと言ってもピンとこないかもですね。
ところで、そんな感じで日々の生活の中に強い合成香料が色々な場面で入り込んでいると思います。
柔軟剤を筆頭に、ハンドソープ、ボディソープ、シャンプートリートメント、洗剤、ディフューザーなどなど・・・・
食事でも化学調味料がたくさんの食事ばかり摂っていると、繊細な本物の味や香りが分からなくなってしまう・・・と言いますね。
香りも同じなんですよね。
ずっと嗅覚が合成の強い香りに晒されていると、脳が本物の繊細な香りを嗅ぎ分けられなくなってしまいます。
せっかくお花の香りや季節や天気を感じさせてくれる木々や空気感などの匂いも、洋服から発せられる強い柔軟剤がかき消してしまうかもしれないですね。
嗅覚は脳に一番近い部分。
本物の香りを嗅ぎ分ける能力は、脳に良い刺激を与えてくれます。
認知症の一番最初の気づきは、お料理が美味しく作れなくなることだとも言います。
これは味覚や嗅覚が衰えてくることが老化の一番のサインだから。
であれば、普段から脳に繊細な香りの変化などを認知させて、脳のトレーニングをすることも、老化防止にとても必要だと思うんです。
かなり前にアロマが認知症の予防になるという研究結果がテレビで放映されて、
一時精油(ラベンダー、ローズマリー、オレンジ、レモン)がアロマショップからなくなったこともありましたが、わざわざそのために精油を買わなくても大切なのは嗅ぎ分けられる能力を普段から磨くこと。
お茶やコーヒーなどの香りを味わう、お花や木の香りを嗅ぐ、アロマのバスソルトを使う・・などなど本物の香りを前にゆったり深呼吸することをお勧めします♡
私はしばらくこの柔軟剤との戦いが続くのかなぁ・・(笑)
でもこればかりは、好みの問題ですのでどうしようもないですよね。
匂いが流れてくる日は窓を閉めきってお部屋の中で本物の香りを楽しむことにします。
サロンで取り扱っている極羽(キメハ)とセラフのシャンプートリートメントは天然のオレンジ精油配合。
洗うたびに優しい天然香料の爽やかな香りが広がります。
以前はグレープフルーツ精油でしたが現在はオレンジになってます。
グレープフルーツとオレンジは香りにそんなに差がないので変更したのが分からなかった・・と言うお客様も多いかもしれません。
私は一応プロなので・・・・「あ!変わった!」とそのタイミングが使ってすぐに分かりましたよ!!