11.喧嘩したら 見知らぬ森って………。 | Nine Road KZM の物語

Nine Road KZM の物語

Nine Road KZM
ふわっと ものがたり 書いてます。
更新遅め お暇でしたら寄ってみて

 ………見知らぬ森で 目を覚ます。………

 

 (* > ω<*)

 (痛って~ おいら 眠ってたみたい。 これが 走馬灯って

 やつか………。

 いやいや おいら 死んでないし 悪夢って奴ですわ~。)

 どうにか動く左手で セブンスターを取り出し 
 ライターで火をつける

 (* > ω<*)
 『たのむ、魔除けの たばこ・セブンスター!!! 』
 『魔物退散!!!ええ加減 悪夢から覚めろ!!!』

 チン シュポ ス~ はぁ~

 ( ´ω` )y-~~
 シュポ ス~ ハ~ ス~ ハ~

 ス~ ハ~ ス~ ハ~ ス~ ハ~ ス~ ハ~


 ( ⊙ω⊙ )y-~~
 スっ ハ~ スっ ハ~ スっ ハ~

 


 (* > ω<*)y-~~
 (ベッタン ………。

 マジ何も 変わらへんねんけど この状況………。)


 ( ⊙ω⊙ )
 『あっ、もう1本吸ったらいけるんかも』


 シュポ ス~ ハ~ ス~ ハ~ ス~ ハ~ ス~ ハ~

 ス~ ハ~ ス~ ハ~


 (┬┬﹏┬┬)y-~~
 『スっ ハ~ スっ ハ~ スっ ハ~ 』………

 

 

 (p≧w≦q)
 『くそ~ もう1ぽんや ええ加減にせえよ

 糞タヌキ!!!』


 ( ⊙ω⊙ )y-~~

 シュポ ス~ ハ~ ス~ ハ~ ス~ ハ~ ス~ ハ~

 ス~ ハ~ ス~ ハ~

 

 (* > ω<*)y-~~
 スっ ハ~ スっ ハ~ スっ ハ~ ………

 

 .·´¯`(>▂<)´¯`·.
 『あか~んって なんも変わらんやん まじ………

 たばこの 銘柄に こだわるんかな~ おいらの

 セブンスターが あかんねや ベッタンの ラッキーストライク

 やったら 元に 戻るんかもな アメリカ製やし………。』


 (╯▔皿▔)╯
 この~ アメリカ かぶれの 糞ダヌキが~~~!!!

 もう ええって~ 戻せ 糞ダヌキ!!!』

 

 テンパった おいらは 訳の分らない事を 叫んでいた。

 

 

 

  ………数10分前 放課後の教室で………


 高3のGW前 おいらは ベッタンと 喧嘩した。

 ベッタンの あの宴の 告白以来 モテ期 爆発の おいらに

 ベッタンが 切れた………。

 

 (^。^)

 『かずむぅ~ 最近 おかしいんちゃうん………。』

 

 ( ´ω` )

 『なにがぁ………。』

 

 (* > ◦<*)

 『最近 女の子に 告られっぱなし やけど………。』

 

 (  ´ω`)

 『何んにも無いで~ おいら 好きな人 おるって

 言ってるし………。』

 

 (╯▔ω▔)╯

 (ベッタン お前はどうやねん 年がら年中 告られっぱなしで

 モテ期 爆発の おいらの 倍は 告られてるやろうが~。)

 

 (* > ◦<*)

 『でもチョット前に 一夢の 憧れてた ユカリちゃん から

 告られてたやん………。』

 

 (  ´ω`)

 『だ・か・ら~ 紫さん には もう 恋とか 憧れとか

 何んにも 無いって 毎回 言ってるやん

 おいらが 好きなんは ベッタンやし………。』

 

 (*  ̄︿ ̄)
 (上宮さんから 告られた一件 以降 メンヘラちゃん 化
 する ベッタン。)

 

 (* > ◦<*)

 『ユカリちゃん から 告られた ぐらいから

 ギュゥも チュウも してくれへんやん………。』

 

 (* > ω<*)

 『えぇ~ 一昨日も 確かめ合ったやん ベッタン。』

 『そん時も 同じ様なこと 言ってたで!!!』

 

 (* > ◦<*)

 『毎日じゃないと いややねん………。』

 

 (* > ω<*)

 『だから 毎日は 光さんも 葵さんも 居るから

 無理やって!!!』

 

 (* > ◦<*)

 『ほんだら GW 旅行いこや 二人で………。』

 

 (* > ω<*)

 『だから 店の手伝いも あるのに 無理やろ!!!』

 

 (* > ◦<*)

 『一夢のアホ~ 無理 無理 無理 ばっかり 言いやがって

 もう知らん………。』

 

 そう言って 走っていく ベッタンを おいらは 追っかけた。

 
 それからのことは、あまり覚えてない………。

 オカアの形見の 赤カワサキライン Z250FT に

 またがって………

 ベッタンの ケロケロ(緑)GPZ400F 追っかけて

 ………。

 

 気づいたら 身体 めちゃ痛で 見知らぬ森の中………。

 

 

…… ……… ………

 

 

 (╯▔皿▔)╯

 (マジ うぜぇ~ あの峠みたいに ここいらの 狸か狐に

 化かされてるん やろうけど ほんまに うぜぇ~)

 

 (╯▔皿▔)╯

 『おい 糞ダヌキ!!! おいらは 忙しいねん ベッタンの

 誤解 はよ解きたいねん!!! はよ帰せ ボケ~!!!』

 

シ~ン

…… ……… ………。

 

 (* > ω<*)

 『しかとすんな ボケ狸!!!』

 『はよ帰せ 糞ダヌキ!!!』

 『身体中 痛いやろぅが ボケ狸!!!』

 

 散々 悪態をついたが 状況は 1ミリも 変わることは

 無かった。

 

 日が暮れかかり いつしか おいらは

 

 (* > ω<*)

 『ベッタ~ン 大丈夫か~!!!』

 『ベッタン ごめんな~!!!』

 『ベッタン 助けて~!!!』

 『ベッタン~!!!』

 『ベッタン~!!!』

 『ベッタン~!!!』

 

 と ベッタンの 名前を ただ 叫んでいた………

 

 

 (^。^)y-.。o○

 『か・ず・む~!!! うるさい!!! うるさいねん。』

 

 急に ベッタンが 目の前に現れた。

 

 (^。^ )y-.。o○

 『怖かった~ かずむぅ~ もう大丈夫やから。』

 

 そう言って ベッタンは おいらを ギュッと抱きしめ

 口づけを してくれた。

 

 .·´¯`(>▂<)´¯`·.

 『ベッタ~ン ベッタ~ン ベッタ~ン』

 

 (〃^▽^〃)

 『一夢 もう 大丈夫やから 俺が そばに おるから

 安心 しいや もう大丈夫。』

 

 安心した おいらは ベッタンの 胸で また気を失った。

 

 (_ _)。゜zzZ

 

…… ……… ………。

 

 『ベッタン~!!!』

 『ベッタン~!!!』

 『ベッタン~!!!』

 

 \(◎o◎)/!
 『うわ~ ………。』

 目が覚めると 明るくなっており そこは見知らぬ天井???
 
 (*  ̄︿ ̄)
 (ここ何処なん ベッタンは………。)

 おいらは、見知らぬ部屋でベッドに横になっているみたい。
 (どこなん??? なんでなん??? ベッタンは………。)

 (☆ω☆ *)
 あたりを見わたすと、見慣れた ぺったんこの学
 生カバン(クロコ型押し)が ベッドそばの
 机の上にあった。
 
 (╯▽╰ )
 どうにか 起きようとするが やはり右半身と左足が動かない
 昨日同様感覚もない………。

 O(一︿一+)o
 ただ違っているのは 昨日森の中で倒れていたのが 
 今は見知らぬ 天井の部屋に 寝かされている。
 そして 左手の手首あたりに 違和感を感じる。

 O(><;)oo
 左手をそっと動かしてみる 少し動くが何かに
 引っ張られて それ以上動かない。

 ( T_T )
 ぜったいベッドに、縛り付けられてるやん
 これって………。

 (╬▔皿▔)╯
 『マジかっ!!! 糞ダヌキ ひと化かす のもええ
 加減にせえよ やりすぎやぞ こらあ!!!』

 (*  ̄︿ ̄)
  バタ バタ バタ 部屋の向こうで足音がする。
 (誰か めっちゃ走って 来るやん。)


 バタン!!! 扉が開いた。


 (/// ̄皿 ̄)○~
 (来たか 糞ダヌキ ぜったいシバク 3回殺す。)

 (╬▔皿▔)╯
 『お~ら~ 糞ダヌキ 早よ元に戻せ ベッタンに早よ
 合わせ ぶち殺すぞ ごらあ~』


 (✿◠▽◠) (⊙x⊙ ;)

 『え えっ~!!!』………マジか???

 ( ⓛ ω ⓛ *)
 (糞ダヌキって めっちゃ可愛い人やったん???)


 ドタバタ ズカズカ (⨖◕▽◕⨖) ( ✪▽✪ )  (✿◠▽◠)


 ( ̄﹃ ̄;)
(マジですか~ 2人増えて 美少女3人に なりましたけど)


 ( ⨖◕▽◕⨖) ( ✪▽✪)  (◠▽◠✿)
 『ひそひそ、ひそひそ、ぺちゃくちゃ』

 ┗( T﹏T )┛
 (何 話してんのやろ 糞ダヌキら………)


 ワクワク( ⨖◕▽◕⨖) ワクワク( ✪▽✪)
      ・・・スタスタスタ(つ✿◠▽◠)つ  (⊙_⊙; )

 (1人目、キタ~)

 (✿◠▽◠)  (⊙_⊙; )

  『ペラペラ』『ペラペラペラ』『ペラペラペラペラ』

 (何も解らへん???)

 (;/‿▽\; ✿)とぼとぼ・・・  (⊙_⊙; )

 (ボブカット撃沈………)



 (⨖◕▽◕⨖)( ✪▽✪ )(;/‿▽\; ✿)   ( ̄﹃ ̄;)

 『ひそひそ、ひそひそ、ぺちゃくちゃ』
 (なんかまた話しとる………)


 ショボン(✿;/▽\;) ワクワク( ✪▽✪ )
          ・・・~ス( ⨖◕▽◕⨖) (⊙_⊙; )

 (2人目また、来た~)

 ( ⨖◕◕⨖)  (⊙_⊙; )

  『ペラペラ』『ペラペラペラ』『ペラペラペラペラ』

 (ヤッバ~、何も解らへん???)


 (⨖;/‿▽\;⨖)とぼとぼ・・・  (⊙_⊙; )

 (2人目、ツインテールも撃沈………。)



 (✿;/▽\;) (  ✪▽✪ )(⨖;/‿▽\; ⨖)   ( ̄﹃ ̄;)

 『ひそひそ、ひそひそ、ぺちゃくちゃ』
 (また話しとる、まだやるんかな~)


 ショボン(✿;/▽\;)   ショボン(⨖;/▽\; ⨖)
   ===バッキュン~ ( ✪▽✪)/   (⊙_(⊙_⊙)_⊙)

 (3人目、ダッシュやん)

 ガッバ~!!! \( ✪▽✪)/  ( ̄_ ̄|||)

 (布団 剥ぎ取られた~、マジで何、何が始まるん)


 ・・・タッタッタッタ( ⨖◕▽◕⨖)・・・スタスタスタ(つ✿◠▽◠)つ

  \( ✪▽✪)/  o(><;;)oo

 (残りもキタ~……… ……… ………。)

 (⨖◕▽◕⨖)
 ツインテールが そっと 左足

 (◠▽◠✿)
 ボブカットが  しっかり 右足

 ( ✪▽✪ )
 ショートボブが ガッツリ 右手

 O(><;)oo
 (捕まった~!!! …… …… ……って。)
 
  (⊙_⊙; )オドオド
 (初めっから 縛られてんです けど おいら………。)


 三人が 呪文の 詠唱を し始めた。


 ( ⨖◕▽◕⨖) ( ✪▽✪ ) (◠▽◠✿)
 『ボソボソ、ブツブツ、ワイワイ、ガヤガヤ』


 ( ⊙_⊙ )???
 (やっぱり、何言ってるのか さっぱり 解らん。)

…… ……… ………。

 その時 急に頭の中に 言葉が 割り込んできた。


 (⊙_(⊙_⊙)_⊙)

 (デメテル、ヘスティア、アルテミス、彼の容態はどう?)

 (デメテルが右足 ヘスティアが左足
 アルテミスが右手を診てるのね デメテル容態は……)

 (✿◠▽◠)
 (……… ……… ………。)。

 (うんうん、まだかなり重症ね。ヘスティアは、どう???)

 (⨖◕▽◕⨖)
 (……… ……… ………。)。

 (そう、だいぶ良くなってるみたいね。)
 (アルテミスは、どう???)

 ( ✪▽✪ )
 (……… ……… ………。)。

 (そうなの、でも昨日よりは良いみたいね。)

 ( ✪▽✪ )
 (……… ……… ………。)

 (✿ *〃▽〃*✿)
 (えっ!!!それは……、……、……)
 (もうすぐヘラがそちらに行くから お母さんに聞いてね。
 バァ~バには 解ら無いわ おほほほほ。)

 ⨖( o≧口≦)o
 (もう………、アテナおかあさんてばっ!!!)

 (✿ *〃▽〃*✿)
 (あっ!!!ヘラ後はよろしくね)

 ( ✪▽✪ )
 (……… ……… ………。)

 (((φ(◎ロ◎;)φ)))
 (それはね………、それはね………、
 布でも被せときなさい 大丈夫だから。)

 ⨖( 〃▽〃)ポッ
 (アルテミスには いつも………。)


 \( ✪▽✪) /
 ぽい …… ……… ………。

  ………パサッ  (⊙_⊙ )???


 ( ̄― ̄*|||
 (あ あァ あ~
 おいら 今 ま・っ・ぱ ……… ですよね~………。
 私の 愚息が とんだ ご迷惑を………。)

 
 ⨖( 〃▽〃)ポッ
 (お元気でなりよりよ!!!)

 (✿ *〃▽〃*✿)
 (ほんと 若いっていいわね~ ヘラ 私も行っていい)

 ⨖( 〃▽〃)ポッ
 (もう、お母さんたら!!!)

 ( ̄_ ̄|||)
 (死んだ!!!3回死んだ!!!マジで死んだわ~今………)

 …… ……… ………。


 程なくして ヘラさんが部屋に入ってきた。

 部屋に入るなり てきぱきと3姉妹に指示をしていた。

 ⨖( 〃▽〃)
 『なんたらかんたら うんたらかんたら ………。』

 (*  ̄︿ ̄)
 『やっぱり言葉は さっぱり解らん。』


 ( ⨖◕▽◕⨖) (✪▽✪) (◠▽◠✿)

 言われた事をてきぱきとこなす3姉妹

 ( ̄、 ̄)
 (ホンマええ子達や~)
 


 アテナさんも部屋に入ってきた。

 (✿✪▽✪✿)
 『ヘラ~片付いた~』

 (° o °)
(えっ!!!言葉が解る………)

 ⨖( 〃▽〃)
 『ハイハイ おかあさん もう少しで 済みますよ』


 (✿✪▽✪✿)
 『ヘラ それじゃあ私は 仕事に戻るね』

 (*////▽////*)
 『それとヘラ 久しぶりに いいもの 見せてもらったよ
 一通り済んだら 私にも まわしてね』

 ⨖(〃▽〃) ポッ
 『もうっ、おかあさんたら』


 (*////▽////*)
 『はははははは………』

 (°―°〃)
 (ヤッパ、言ってる事が 理解出来てる~)



 少しすると みんなは居なくなり やっと静かになった………。


 ε-(´∀`*)ホッ
 ふう~疲れた~ 今日は色々有ったな~ ………。

 (*  ̄︿ ̄)
(なぜに言葉が解るようになったんやろ………。)
(3姉妹は、おいらに何をしてたんやろ………。)

 (////▽////)
(アテナさんの 言ってた 私にも回してね………って
 なに???)

 (*  ̄︿ ̄)
(これってホンマに 糞ダヌキの仕業 なんやろか………。)

 でも………

 3姉妹も お母さんも バ~バも
 みんな綺麗で優しくて可愛いよな~。

 (lll¬ω¬)
 (アカン!!!
 糞ダヌキの術中に まんまとハマッテルやん おいら………)

 {{{(>_<)}}}
 (がんばれ おいら!!! 騙されるな おいら!!!
 糞ダヌキ~ おいらは 絶対もどる。)

 ᕦ(ò_óˇ)ᕤ
 (戻って ベッタンと ちびっ子達と 旅行 行くんや~
 リア充生活 取り戻したる~ 待ってろ 糞ダヌキ~。)

 (_ _)。゜zzZ
 あれっ 眠たくなってきた。眠い・眠い・眠い

 眠りに落ちるおいらの目に なぜかベッタンの姿が写る………
 あっ ベッタン………

 (〃^▽^〃)


 (_ _)。゜zzZ
 『ベッタン……… 愛してる。 愛してる~!!!』
 『この夏は ちびっ子達と 旅行 行こうな~ ベッタン。』

 

 (~﹃~)~zZ
 見知らぬ天井、ただなぜか心地いい。

 ………。

 ………。

 ………。

 

 次回 見知らぬ森 おいら 異世界転生 します………。

 

 ………つづく。