「龍が如くスタジオ」新体制発足

「龍が如くスタジオ」からのお知らせ | セガ公式サイト2021年、龍が如くスタジオは創立10周年を迎えました。10周年という節目に、龍が如くスタジオは新体制へ移行いたします。

今日は10月8日なので例年通り錦のメモリアル記事でも書こうかな～と思ってた矢先にとんでもないビッグニュースが飛び込んできました。

①名越稔洋総合監督、及び佐藤大輔氏の退職

②それに伴う龍が如くスタジオの新体制発表

③春日一番のその後を描くシリーズ最新作『龍が如く8（仮称）』開発中

元々ロストジャッジメントの発売前に名越さんの中国移籍という報道があり、ロストの発売後にご本人からも何かしら発表があると予測されてたけど、佐藤さんも含めて初代『龍が如く』立ち上げに関わった中心メンバーのお二人が本当にセガを去られるという事に対して驚きを隠せません。

名越さんも、近年は舌禍や役員退任、それに伴う真偽不明の憶測（リーク）などネガティブな話題が少なくなかった。

それでも、私自身もはや「人生の一部」ともなっている龍が如くシリーズを世に出された最大の立役者である事は疑いようがありません。

今や、ジャッジシリーズで木村さんを招聘出来るようになったのも名越さんの力による所が大きいでしょう。

「ゲームに飽いた人たちへ」という初代『龍が如く』のキャッチコピーが示すように、書籍や当時のインタビューなどで名越さんがゲーム業界に新風を吹き込みたいと初代のリリースの頃に奔走される様子を読むと、16年経った今でも胸が熱くなります。

私自身、高校時代にたまたま初代に巡り会える機会を得てから、16年色んな事がありながらいちファンとして並走させてもらってきて、もしあの時に初代に巡り会っていなかったら、そもそも『龍が如く』という作品が世の中に出ていなかったら、どんな人生になってたのか想像も出来ません。

写真の「龍の宿命」という昔出た本の帯の通り、「この男でなければ龍が如くは生まれなかった」

本当に心の底からそう思います。

ファンの一人として、16年間特別な体験を数多くさせていただけた事に対して、名越稔洋監督という素晴らしいクリエーターに僭越ながら感謝を申し上げたいと思います。

本当にありがとうございました。

そしてお疲れ様でした。

新しいステージがどこか分かりませんが、どんな形であっても、これからも世の中に素晴らしいメッセージを発信し続けていただけたらと思います。

そして新体制となった龍が如くスタジオ。

写真は13年前の『龍が如く見参』の時の攻略本のスタッフインタビューですが、みんな若い！

横山さんはもちろん、“プリ原”こと折原純さん（めっちゃ痩せてる！）や、ジャッジシリーズのプロデューサー細川さん、今回退職される佐藤さんなど現在でも制作の中心メンバーばっかり。

名越さんの定年が近づく中で、その右腕として初代から携わって来られた横山さんがいずれ制作の中心になるんだろうとは思っていました。

名越さんと横山さん、二人の「龍が如く観」が違う事は『龍が如く6』のあたりで表に出てたような気がするけど、今回の横山さんの挨拶を読むと、二人の間にクリエーターとしてのせめぎ合いがあった事は窺えます。

私は基本的に横山さんに対しては否定的なスタンス（それこそ『龍が如く3』の頃から）ですが、『龍が如く0』や『龍が如く7』がそうだったように、プロデューサーとしてはパンチのある作品を作られる方だと思っているので、『龍が如く8（仮称）』がどうなるか分かりませんが、改めて新代表になられた横山さんには、若いスタッフさんと共に新しい『龍が如く』の道を築いていただけたらと思います。

まぁでも以前から書いてるが、横山さんは悪い意味で突破力があるというか、職人カタギなのが裏目に出る事も多いので、そういう悪い面が作品に波及しない事を祈るばかりです。

挨拶にもあるように、ファン、スタッフ、出演者含めて、関わった事をみんなが「誇り」だと胸を張って言える、そういう作品をこれからもよろしくお願いします。