「医師が如く」:柄本 | Born Again

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初代『龍が如く1』(2005)に脳を焼かれた人のブログ。プレイしたゲームの感想・備忘録など不定期更新中。当ブログの記事内容・URLのリンク転載については固くお断り致します。

TGS終わっちゃいましたね。


関係者の皆様、参戦された方、お疲れ様でした


個人的に、なごっさんが相当お疲れのように見えたんですが、大丈夫でしょうか?


お体に気をつけて、今後も頑張っていただければと思います。


さて、TGSも終わって各方面ひと段落ついた感じがする中、今日もマイペースに書いていこうと思います。


今回はこの方!




名前:柄本 (えもと)


職業:医師、柄本医院院長


この人、実は『龍が如く1』から始まる現代版のシリーズにはず~っと登場してたんですよね。


残念ながら『5』での登場はありませんでしたが、パラレル作品の『OTE』や、別シリーズの『クロヒョウ』にも顔を出しているので、実はシリーズ皆勤賞の花屋に次ぐぐらい登場回数を重ねてるキャラです。



その『1』ではサブストーリーでの登場でしたが、発生期間が7章限定で、あの虫垂炎の少年がどこにいるのか見つけられないまま管理人は初周見逃した記憶があります。


管理人の思い出はともかく(苦笑)、その少年を桐生と遥が連れて行った事で、柄本先生は龍が如くの世界に初登場。


その時の印象的な名台詞を、一部抜粋して書き起こします。



柄本「この街(神室町)には、大人子供関係なく色んな事情持った連中が山ほどいるんだ。だが皆、精一杯頑張ってる。だから俺は、この街が好きなんだ。(中略)。俺は患者に一切の差別はしない。この街で病気に苦しむ人間がいれば、誰でも助けるさ。」



柄本先生自身が、柄本と言う人間とは何者なのか?と言う事を桐生(とプレーヤー)に伝える、自己紹介的な意味合いのある台詞でした。


柄本と言う人物の人格・価値観・信念が凝縮されたようなこの台詞一つで彼の人柄は十分に伝わるわけですが、実はもう一つ、これと似たような良い台詞があります。


『龍が如く4』のサブストーリーでの台詞。

桐生から密入国に失敗して怪我をしたチンピラを預かった際、そいつが根っからの悪人ではない事を見抜いて言った台詞ですが、あまり有名ではないけど個人的に結構気に入ってます。


柄本「俺には心の病まで治す事はできない。だが命さえ助かれば、いつかきっと改心できるかもしれない。その可能性が万に一つでもあるなら、俺はどんな悪人だって治すぜ。」


『4』プレイ時に結構強く印象に残ったので、テキストのみの台詞ながら取り上げました。


残念ながらボイス無しでしたが、この台詞も前述のもの同様、この人の人柄を表す深い言葉だなぁと思います。



前置きが長くなりましたが、ここからもうちょっと突っ込んで書いてみたいと思います。

この人、元々は東都大学で外科部長をしてたんですよね病院


東都大学がどの程度のランクか分からないけど、そういったある程度社会的地位の高い立場(もしくは出世コース)にいた人が、なぜその地位を捨ててまで神室町の街医者になったのでしょうか?


大学の医学部の世界と言うと、やっぱり『白い巨塔』が思い浮かびますが・・・。


ベタな理由として、やはり医学部のドロドロした政治劇・権力闘争にウンザリした…とか?


先に挙げた台詞からも見えるように、柄本自身非常に強固かつ高潔な信念を持った人物だと思うので、やはりその辺が妥当かもしれません。


その後、神室町に開院した理由として、まぁ何かしら愛着があったと思うんですが、その辺考えてみるのも面白いかも。

神室町と言う事は、当然ワケありの連中も数多く訪れる事が予想されるわけで、『龍が如く2』で面識がありそうな口ぶりだった瓦さんなんかはその類だと思いますが・・・。


本人も、神室町の住人たちの生き様に触れられる事に幸せを感じてたっぽいですし、ある種の“駆け込み寺”的な立場として、仕事にやりがいを感じていたのではないでしょうか。



そして、柄本先生関連で個人的に最も気になるのは、やはり“風間社長”との関係です。


柄本医院が受診料なしでやってこれたのも、風間社長からの善意の寄付があったからです札束


その後継者である柏木さんの死亡後はその辺どうなってるのか分かりませんが…。

(『クロヒョウ』では龍也からお金取ってたような。)


そもそも、親っさんはいつどこで柄本先生の事を知ったのでしょうか?


例えば、組の誰かが世話になったのを間接的に聞いて、その理念に共感したか?


また神室町にそういう医者がいることを街の噂で聞きつけた親っさんが一方的に肩入れしだしたとか?


あるいは、親っさんが昔直接治療してもらって、その恩義から寄付を始めたとか、理由は色々考えられると思います。




ただ、東都大学の頃からファンだったと使いの風間組組員が言ってたので、親っさん側はかなり昔から存在を知っていた事になります。


そして柄本先生の方は、風間社長と「会った事は無い」ときっぱり言っています。


が、だからと言って本当に面識が無いとは言い切れません。


なぜなら、親っさん側が身分を偽っていた可能性もあるからです。


仮に東都大時代に親っさんが直接世話になったとして、やはり極道と言う立場上、偽名などを使ったりして身分を隠す事も十分に考えられます。


柄本は外科医なので、おそらく抗争か何かで受けた傷(銃弾や刃物などによる傷)に対して、外科的な治療が施された・・・と言う可能性もある。


警察から身を隠すという意味で、そういった手段を取る事もあるでしょう。



ただ、柄本が昔からああいう人柄だとすれば、怪我の中身からおそらく親っさんがワケありの人間であろうと察しても、他の患者と変わらず平等に治療したと思います。


そういった姿勢が親っさんにも強い印象を残し、東都大を辞めた後の動向を探った結果神室町で開業していると知り・・・みたいな展開だったら良いのになぁ、というのが管理人の個人的な妄想です。


ここは公式で語られていないので、人によって色んな解釈が出来ると思いますが。


年代的に、『0』ではまだ東都大時代かもしれませんが、登場はあるのでしょうか?



『龍が如く』シリーズというと、どうしても極道キャラが花形として存在しており、それによってユーザーのキャラ人気・支持も得やすい側面があります。

(それが悪いとは言わないけど。)


ただ、警察組や神室町・その他の街の住人など、それ以外のキャラにも、一本筋の通った魅力的なキャラクターが多く存在する事も事実ですし、それが『龍が如く』というゲームの奥深さの一つであると思います。


そういう意味で、柄本先生はそういうキャラの代表格ではないかと、個人的に思っていますo(^▽^)o