お正月に 紀伊國屋書店・新宿本店にて購入した文庫本の中から
北杜夫さん「どくとるマンボウ昆虫記」を
読み始めました。
この本は NHK「私の1冊 日本の100冊」で
ドイツ文学者・岡田朝雄さんが 紹介。
それで 初めて 知りました。
ねずみ村に住む前は
昆虫など 全く 興味がなかった花ねずみですが、
家の外に出れば(出なくても)
どうしても 虫に関わらざるを得ないのです。
特に 私の嫌いな 害虫
ヤスデ、スズメバチ、カメムシ
に関しては 怖いもの見たさも手伝って
少しずつ 興味と知識が増えつつあります。
私の敵である 彼らの決定的な弱点を 見つけ
我が家に寄りつかないようにしなければ・・・
と 思っています。
ところで
本日も 霜柱に関することですので
虫の話は また後日に・・・。
「どくとるマンボウ昆虫記」の話に戻ります。
さて その昆虫記の中の2つ目の話に
「冬から春へ」と題がつけられた話があります。
その冒頭を 読みはじめたとき、
はたと この本はいつ書かれたものだろう![]()
と 疑問が持ち上がってきました。
というのは
― 地球は毎年すこしずつ暖かくなっているようだ。
東京でもむかしは冬になれば、あちこちに霜柱が立った。霜柱をサクサクと踏みつぶして歩いたあの感触は近ごろではあまり味わえないし、雪も少なくなった。 ―
「どくとるマンボウ昆虫記」より抜粋
と書かれているからです。
私としては 温暖化に関する話というのは
ここ数十年で語られるようになったことと思っていたのです。
調べてみると
―
いつから地球温暖化が問題になったのか?
1970年代になって、科学の進歩に伴い、地球の大気のしくみについて理解が進み、地球温暖化が深刻な問題として、科学者の間でも注目されるようになりました。 1985年にオーストリアのフィラハで開催された地球温暖化に関する初めての世界会議(フィラハ会議)をきっかけに、二酸化炭素による地球温暖化の問題が大きくとりあげられるようになりました。―
全国地球温暖化防止活動推進センターホームページ HPより抜粋
この昆虫記は 昭和36年(1961年)に刊行されたものです。
今から 48年前 = 約50年前 に
温暖化について 自分の感覚と経験から
気づいている人がいたということが 新鮮な驚きだったのです。
21世紀の文章としては当たり前の内容の文章が
半世紀も前に平然と書かれていたことにも 驚きました。
こういう自然を観察する目や変化に気づく目を
桃ねずみにも クリねずみにも もってもらいたい
ということも
ねずみ村に移住してきた理由の一つだったことを
昆虫記を読んで 思い出しました。