帰国便の空港にて。
目つきのきついベトナム人税関員二人に囲まれ、
脇汗たらたらの私。
「この荷物の目的を教えてください」
大量に買い付けた荷物を抱え、
税関でまさかの別室送り。
「個人使用にしては多すぎますね」
と、軟禁状態です。
(だから嫌だったのに…)
心の中で夫に悪態をつくも、後の祭り。
「女性のハウスワイフだと言えば通りやすい」
との甘い見通しで、この窮地に立たされた私。
白を切る私の顔を見て、税関員が何やらベトナム語で相談し始め…。
「50ドル、この場で払ってください」
と言われ、言われるがままに支払いましたが…
レシートなし。それってつまり、賄賂?!
なんとか税関を通過し、次こそはちゃんと
タックス申請をして、堂々とビジネスに
しようと心に誓ったのでした。
(ベトナムの名誉のために補足すると、
これは20年以上前の話で、現在は
正しくクリーンに公務されています)
ウルトラ貧乏だった私たち夫婦は、
少しでも利益を出そうと、
買い付けた商品を国内で販売していました。
しかし、アホな夫は関税や消費税を
上乗せしない定価を設定していたため、
税関でのトラブルに見舞われることに…。
この経験を通じて、ようやく反省し、
きちんとインボイスを作成して通関業者を通すことで、
安定したビジネス基盤を築けるようになりました。
長く続くビジネスの礎を築くきっかけとなった、大事な教訓です。


