ジョーダン自身が最も気に入った1足、『AIR JORDAN XI』のデザインをそのままLOWトップに改良したモデル。
靴下をヒントに、カーボン・ファイバーで作られたAIR JORDAN XIは、ハイテク素材を使用した最初のスポーツシューズとされている。
デザイナーのティンカー・ハットフィールドのそもそものアイデアはソック・レーサーのようなシューレースのないデザインだった。その方が完璧なフィット感が得られると考えたからだそうだ。
「フォーマルシューズのようなシンプルなシューズが欲しい」というジョーダンのリクエストから、それまでレザーが一般的だったバスケットシューズのアッパーに、パテントレザー(エナメル素材)とナイロンメッシュを採用。ソール全体をクリアラバーとするなど、その近未来的な斬新なデザインはバスケットボーラーだけでなく、ストリートの人間までも引き付けた。
美しすぎる流線型のパテントレザー。今ではごく一般的だが、当時は画期的な試みだった。
ヒールには独特なデザインが印象的な23が刻まれている。
余談として。新たなAIR JORDANは毎年、NBAオールスターの時期にお披露目されるのが恒例だったが、デザイナーのティンカー・ハットフィールドにフットウェアサンプルを見せられたジョーダンがいたく気に入り、94-95NBAプレーオフで着用した。もちろん発売は来年の為、NIKEとティンカー・ハットフィールドは使用に対しては反対だったものの、ジョーダン自身が着用を希望し、スポーツキャスターのアーマド・ラシャドに見つかり、カメラに映し出され「ニューモデルだ!」と、いつもとは違う登場になった。
当初デビューしたAIR JORDAN XIは、白のナイロンメッシュに黒のパテントレザーの配色で、プレーオフでシカゴ・ブルズはブラックベースのシューズで統一していたチームの規定に反していたことから、NBAの罰金の対象となり、およそ$5000(約42万円)を支払いながら着用していた。NIKEは急遽、ジョーダンの主演映画「SPACE JAM」で使用予定だったブラックベースのAIR JORDAN XIを支給した。
日本では未発売の海外限定モデル。現在でも高値で取引されており、価格は、25000円前後の高価なモデルとなっている。
余談として。新たなAIR JORDANは毎年、NBAオールスターの時期にお披露目されるのが恒例だったが、デザイナーのティンカー・ハットフィールドにフットウェアサンプルを見せられたジョーダンがいたく気に入り、94-95NBAプレーオフで着用した。もちろん発売は来年の為、NIKEとティンカー・ハットフィールドは使用に対しては反対だったものの、ジョーダン自身が着用を希望し、スポーツキャスターのアーマド・ラシャドに見つかり、カメラに映し出され「ニューモデルだ!」と、いつもとは違う登場になった。
当初デビューしたAIR JORDAN XIは、白のナイロンメッシュに黒のパテントレザーの配色で、プレーオフでシカゴ・ブルズはブラックベースのシューズで統一していたチームの規定に反していたことから、NBAの罰金の対象となり、およそ$5000(約42万円)を支払いながら着用していた。NIKEは急遽、ジョーダンの主演映画「SPACE JAM」で使用予定だったブラックベースのAIR JORDAN XIを支給した。
日本では未発売の海外限定モデル。現在でも高値で取引されており、価格は、25000円前後の高価なモデルとなっている。