どうも~Nine-o-clockです。

今年のJAEPO×闘会議2018に行ってきました。

 

ここではメダルゲームを中心に見て回ったのですが、毎年変化を感じる空気を感じます。

 

 

★★★KONAMIブース(コナミアミューズメント)★★★

★ボンバーマン・ザ・メダル

メダルゲームではないですが、同じくアーケード機として出展している「ボンバーガール」と合わせて2機種が登場していました。

昔からハドソンより出ていたボンバーマンシリーズのメダル版です。

コロコロコミックでボンバーマンのギャグマンガを思い出して、懐かしさを感じます。

対象は主にキッズ向けのゲーム機となっており、大型のテーブル式筐体で、8人同時にゲームが楽しめます。

 

ゲームの内容については、ご存知の通りボンバーマンを知っている方ではおなじみ
爆弾を置いて一定時間後に爆発。

 

爆破可能な壁を壊し、通路を広げたり、
アイテムを拾ってキャラクターや爆弾の威力などを強化しつつ

敵を倒してメダルを獲得することが目的です。

 

良かった点

ボンバーマンが本格的にメダルゲームになったらどんな感じになるのかをうまくマスメダルゲームとして作られているゲーム性を感じました。

過去に、シングルビデオのキッズメダルでボンバーマンのメダルゲームがありましたが、1ボタンアクションでプレイヤーが楽しむ幅は限られていたので、この面では楽しさが大きくパワーアップしていると思います。

 

コミカルなデザインの中でも、その類を行く画面を用いたゲーム演出の最先端さを感じます。

ボタンにも、爆弾のデザインになるように周囲のキャビネット盤面との同化も、ゲームのテーマらしさをしっかりと作られていてよかったです。あまりプレイヤーにはここまで印象を持つことは少ないのかもしれませんけど。

 

テーブル系のモニター筐体は、インベーダーあたりの時代ブームの時を過ぎてからいったん消え、「アミー漁(セガ)」あたりから続々登場するようになり、コミュニティーサイネージやメダルゲームを主軸に新しい筐体スタイルの定番を作っている感じがしますね。

メダルゲームだけで全メーカー合わせてもう10機種くらい出ているでしょうか?

 


気になった点
派手な画面演出が盛り込まれているところは良いのですが、それ故に自分の操作キャラクターが今どこにいるのかが分かりにくいものでした。
JAEPOのようなクレジット消費したい放題のフリープレイならではの問題かもしれませんし、ここまでハチャメチャな演出はない気もしますが、慣れてくるとすんなりくるのかもしれません。

特に、ステーションの色フィールドの色とが同調しているような場合ですと、余計に視認性が悪くて難しい印象を持ちました。

★カラコロッタ 太陽とひみつの島★
カラコロッタシリーズの3作目にあたる本バージョンでは、
新しいメインゲーム2種と、直接内周のスペシャルゾーンに投入される機構が登場。
トロッコリンクル・アニマルスパークのそれぞれ2種は、過去の入賞した色の履歴をもとに高配当を狙うゲームになっています。

トロッコリンクルにつきましては、過去5球の履歴と新しく入賞した色の履歴をもとに、同じ色が何個記録されたかによって配当を得るゲームです。サルサルベージの連続入賞ボーナスの狙いがカギとなってくるゲーム性を持ちます。
同じ色が連続して入れば高配当となります。

アニマルスパークは、6つの花火を順にターゲットカラーとしてセットされており、指定された色に入れば配当を獲得。
違う色だと次回(6球後)にその色が新しいターゲットカラーとして設置されます。
全て打ち上げることができれば高配当。さらに、SPボールに対してはOUTを除きどの色でも必ず打ち上げることが可能であり、SP同士の打ち上げは高配当になっています。

そして、4球目または5球目でOUTに入ることによる復活チャンスについても改良が加えられ、内部抽選ではありますが、SP復活チャンスが新要素として登場。スペシャルゾーンへ直接投入され必ず復活できるうえ、復活エリアとは別に虹色のSPポケットが2つ用意されており、入れば継続と共にSPポケット同等の抽選結果として続行します。

良かった点
初代からバージョンアップするにつれて、このゲームの基本ルールに基づいたボール抽選の楽しみ方がますます増えており、次ゲームの抽選予想などがますます楽しくなりますね。バージョンアップのたびに抽選ルールの改革で、前バージョンが辛くなりそうな要素が毎度取り入れられており、本稼働でさらに真価を発揮できるかが見どころです。

気になった点
過去のバージョンから見ていて個人的にロッタシリーズはマイナス要因は少ない部類だと思うのですが、
中でも「OUTに入ってしまえば終了する」というルールのリスクが極めて大きいことと、プラス収支に至るまでの抽選ノルマなどに悲観的な考えを抱くプレイヤーが多く、継続して遊んでくれている客が少ないのではないかと思うところがあります。

少ない抽選球数でも抽選予想がドンピシャであれば中配当以上がそこそこ期待できるようなメインゲームもあったらいいなと思っているところもあります。例えば、OUTに入るのは何球目かを予想できるゲームがあったり。

★マーブルフィーバー
メカトロ度の非常に高い新しいプッシャーゲームです。
メダルではなく玉を使用することで、今までにないプッシャーゲームの感覚が楽しめることもあり、挙動などに注目をしておりました。
ビッグマーブルを3つ落として、JPまでの道のりの第一歩「マーブルチャンス」に突入。
3段クルーンを通った後に、JPチャンスへのノルマを達成できればJPチャンスへ。

挑戦できる球数が多いほど期待も高くなります。

ハーフパイプ・パチンコ・最終クルーンの3つの物理ギミックを超えたのちにJPポケットに1球でも入れることができれば、ジャックポット獲得。

良かった点
メダルゲーム通からすれば一言で言えばコナミ版中型ガリレオファクトリー。
羽モノパチンコのプッシャーサイドからみた真骨頂ともいえるのではないでしょうか?

 

とにかく物理要素をいたるところに施していることはメダルゲームの大きい強みだと思います。

ボールの特性をゲームに生かしたギミックがたくさん施されており、どこで何がどうなるのかわからないくらい構造が複雑な筐体になっています。なんとなくいろいろあってワクワクするようなきれいなゲーム外観です。


気になった点
質量が軽くボールが小さいために、ちょっとした汚れなどでトラブルになる恐れが頻発するのではないかと思われます。過去に自作のマシンで作っていた記憶からも引き出しますが、抽選におけるドキドキ感は質量や径が大きいボールに比べて小刻みで空気抵抗の影響も受けやすく素早く動くため、メンテナンス次第で1つ1つの抽選時間に対するドキドキの与え方が激変し、抽選機構自体にも安定できる演出に細かなお手入れが必要になってくると思います。



★★★セガブース(セガ・インタラクティブ)★★★
★レッ釣りGO!
魚釣りをテーマにしたメダルゲーム。新しく網からの払い出し機構と、遠心力を用いた振り子ウキの抽選が備わった新しいプッシャーゲームです。

アラビアンジュエルと類似していますが、ゲームからの配当を得るにはボールを落とさなければゲームが本格的に始まらない仕様になっていて、メダルと共にボールをとにかくたくさん落とすことが目的です。


良かった点
バベルのメダルタワー同様に、毎度新しい機構を披露してくる探求心と、テーマとゲーム両方に合わせてくる見栄えやマッチングが素晴らしいですね。

 

 

そして、小配当などを含む基本ルールの大半が物理機構によって決まる仕組みになっており、逆にスロットなどの内部抽選要因が少ないところも特徴です。
なので良い意味で言えば独力と自然現象の運だけで挑む要素が強く出ています。しかし、店のボール配置設定など物理的な設定面が悪ければ酷い仕様になるかもしれない。そんな印象を受けました。

気になる点
ボール10個で肝である魚釣りにチャレンジできるのですが、配当が大きく、この駆け引きが内部要因で決まります。
なので、低~中配当の部分はインカムが大きく影響が出ない程度に物理抽選で決められるように設計されているとすると、今までのメダルゲームイメージとは少し違う抽選スタイルをとっているので、もしかしたら内部による勝敗の振り回しがしやすいゲームとも取れかねない印象を持ちました。
ジャックポットチャレンジの釣りゲームは物理要因で決まるようになっているのでご安心を。

物理抽選の抽選時間の長さもバベル同様1回当たり40~50秒ほどかかり、それが何度も抽選する方式をとっているため、結構長いのでここもゲームとリアルな大物釣りとは区別してゲームの流れがもう少し円滑になると良いかなと思いました。

★★★アムジーブース★★★
キッズメダルゲームシリーズでは、タイトルまで画面で汎用性を持たせた新機種に、まだ本稼働が始まっていない新しい中型プッシャーゲームが出展されていました。

★モンスターフィッシング
レッ釣りGO!同様の釣りをテーマにしたゲーム。今年は釣りゲー争いでしょうか?

メダル投入によって魚との釣り上げバトルを繰り広げる部分はアニマルワールドをはじめ、プレイヤーに要求されるスキルで言うと随所でピンキリになるのはお約束みたいです。
アムジー発のフィールドにボールを取り入れたプッシャーゲーム。基本は魚をメダルを使ったバトルで釣り上げ、中~高配当のメダルを獲得する単純なルールになっています。

良かった点
筐体の外観やデザインといったハード面が、これまでのアムジー機種に比べてしっかりした構造になったのではないかと思います。
フィールドや各種機構はシンプルに作り上げられ、大きなアームでボールをキャッチ&回収するなどゲームとは直接かかわりの薄い機構にアイキャッチの強いメカも出てくるようになり、今後の機種にも異例な仕掛けが出るのではないかと期待が持てます。
また、各ステーションごとに大画面を用意しているので、シリーズモノで部分的なバージョンアップなどを施しやすそうにも見えますし、画面演出にもド迫力を出せるのも大きなウリになると思います。

気になった点
ハード面は見た感じシンプルで空間がはっきりととられており、上部のメカトラブルを除いてはメインウィンドウからのメンテナンス性にも優れていそうな良いイメージがしますが、画面演出のソフトやシステム系部分が総合的に他のゲームに比べて著しく見劣りを感じます。


その他、スターホース・各種キッズ向けゲーム・新しい音楽ゲームなども一巡見てきましたが、ブログにてこれといって特筆するほどのピックアップはなかったので各種の熱い評論専門家やYouTuberさんのコンテンツに期待して省略します。

感想レポにはもう少し込み入った内容を記録しているのですが、かなり深い内容なので現時点では比較的あっさりとした内容だけにしておきます。
別の機会で何かしらの方法で紹介することがあると思います。

それでは。