2016年にカナダのトロントで開催された国際アルツハイマー病協会 国際会議で、
脳トレをするだけで、
認知症の発症を低下させるという研究発表があった。
この研究は、
全米の健康な高齢者2800人が参加。
スピードトレーニング、
記憶力トレーニング、
論理的思考トレーニングのいずれかの訓練を受け、
10年間の認知機能を比較したものである。
このスピードトレーニングは、
パソコンの画面上に一瞬だけ現れた2つの画像が何だったのかを回答するというもの。
いかに早く正確に視覚情報の処理をするのかのトレーニングである。
訓練した時間は、
実験の最初に1日1時間ずつ10回実施しただけ。
にもかかわらず、
10年後のアルツハイマー型認知症の発症リスクが33%低下した。
また実験スタートから1年ごと4年後に、
スピードトレーニングを4時間加で受けた人は、
アルツハイマー型認知症の発症リスクが半減したというのである。
より引用。