介護者が手薄になり、
利用者の意識が低下する夜間は、
ベッドからの転倒事故が最も起こりやすい時間帯である。
立ち上がれないのに立ち上がろうとしてベッドから落ちたり、
立ち上がり歩行にできる人であっても、
転んだりする。
某病院では、
そのような利用者には低床ベッドを置く。
そして、
写真のようにベッドの周りはフロアクッションを敷く。
さらに、
就寝時には低床ベッドの横にマットレスを敷いて、
転倒骨折への対応をしている。
患者さんが夜間に起きたときに、
バランスを崩したとしても、
フロアクッションとマットレスが緩衝材となり、
転んでもケガせずにすむ。
入所直後やアルツハイマー型認知症の混乱期は、
夜間に不安に陥りやすいので見守りを強化しよう。