認知症「ご家族の体験談」

認知症「ご家族の体験談」

当ブログでは認知症のご家族がいらっしゃる方にご自身の体験談をご紹介しています。

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認知症の予防にアロマオイルが良いとテレビ番組で放送され今話題になっています。

認知症の進行を遅らせるには投薬治療やトレーニングなどがありますが、できれば早めに予防をして起きたものです。


その一つにアロマオイルが予防に期待できると、某大学の研究で明らかになりました。

匂いを感じる嗅神経を刺激して脳を活性化させる事で認知症を予防するということです。
またこちらの大学が独自の研究でもっとも効果が期待できるアロマオイルの配合比率も発見したということ言うことです。


認知症のトレーニングは今は色々とありますが、やはり脳を活性化させる事が一番である事が言えると思います。見たり、聞いたり、動かしたり、嗅いだり、と五感神経を活用して脳を活性化させる事が肝心です。また普段からご家族の変化を気にかけ、あれ?物忘れがひどくなったかな?っと思ったら早めに予防をする事が大切です。


最近では認知症になる10年も20年も前から脳の中で変化が起きていると言われています。

ご家族の心配ももちろんですが、自分自身の認知症予防にも目を向けるべきかもしれません。







認知症の初期症状についてお話します。

これは私の友人から伺ったものです。

おとうさんのことです。

年齢は75歳のときです。

まだお若いですよね。

一度、熱中症で倒れられ、病院へ運ばれたことがあったそうです。

体力も回復してほどなく退院されたそうです。

それから、自宅へ戻られてから小さな「あれ?」と思うようなことが

あったそうです。

さっき、食べたのに、食べていないといったり、

さっき話したこと、忘れていたりして、、

何度も同じことを聞いたりされるようです。

娘さんに赤ちゃんが生まれて、「病院へ行かなくちゃ」と

いったのが、おとうさんだったのに、

病院へ行って、一緒に写真を撮ったりしているのに、

忘れてしまって、「もうそろそろ生まれるかな?」と

おっしゃられたときは、ご家族みなさんで

びっくりされた、とのことでした。

全てが忘れてしまうのではなく、昔のことは

事細かく覚えていらっしゃるそうです。

どちらかというと、つい最近、ついさっき

起こったこと、話したことを忘れてしまうようです。

認知症の検査では「昨日何を食べましたか?」

「今日は何日の何曜日ですか?」

の質問に答えられるかが大きいようです。

例えば、「今日は月曜日です」と話して

「はい、月曜日ね」と答えたとします。

違う話をして少しして「今日は何曜日でしたか?」

と聞くとわからなくなってしまうようです。

自分の家族が認知症だなと思ったらまずすべきことは、家の中の危険物を取り除くことです。

まずはキッチン周りに気を配ってください。ガス台を外し、オーブンやトースターなど、火を使うものを患者の回りから失くし、食事を毎日一緒に取るようにしてください。私の家では母親が祖母の介護に携わり、朝には食事を持っていくようにし、昼食と夕食は一緒に取るようにしていました。

就寝前には必ず紙おむつを取り替えるようにお願いして自分で履いてもらい、医師から処方された薬を飲ませてようやく寝かしつけ、その時点で一日の介護がようやく終了するといった流れになっていました。寝てからも安心はできないので、私が両親の代わりに起きて祖母の様子を伺うようにしました。夜中にトイレに起き、方向感覚がわからなくなり、いつの間にか我々の居住スペースである2階に上がってくることもしばしばありました。夜中の真っ暗な室内に突然祖母がいたときの驚きは言葉では表せません。

また、一家の長である父親の協力も不可欠です。男性はどうしても介護には抵抗がある人が多いのですが、家族全員で介護をしなければ介護問題は乗り切れませんので、一家全員でひとりを介護するという姿勢を持つことが何よりも大切なのです。

約20年前、元気だった祖母が、周りの友人の死が度重なったことと、自宅兼店舗をリフォームがきっかけで認知症になりました。

当時はまだ「認知症」とは言われておらず、「痴呆」という名前でした。

私は月に一度くらいの割合で祖母の家に行っていましたが、同じことを何度も話して来たり、聞いた話では徘徊もあったそうです。

年齢も90前後だったので、身体もだんだん自由が利かなくなった様ですが、それでも車椅子でほとんど毎日お散歩をして、かぼちゃ粥を美味しそうに食べていました。

私に「だあれ?」と聞いて、耳元で名前を言っても「わかんないよっ!」と一蹴されましたが、毎日幸せそうだったのであまりショックはありませんでした。

葬儀の喪主挨拶の時に、叔父はこう言いました。

「母は助産師として働き、最期は自分が大好きだった赤ちゃんの様に旅立って行きました」

叔父の苦労ははかり知れませんが、祖母自身の子ども達やヘルパーさん達にたくさん支えてもらえて良かったと思います。


高齢化社会によって認知症になる人口も増えて行きますが、高齢者のイメージが強い認知症も「若年性認知症」があります。

また、低血糖を繰り返すと認知症になりやすいとも聞いたことがあります。

認知症を他人事とは思わず、予防や進行抑制の方法など、他人事にはせず勉強が必要だと思います。