エルクは、スウェーデンで神聖な動物。
ヘラジカの一種なのですが
耳の形に特徴があります。
スウェーデンでは
エルクに会うと良いことが起こると
言われています。
山の中にいるんですが
会えたらラッキーと言われているだけの
事はあり、あまり頻繁には
会えないのです。
そんなある日、近所のみんなで
ホームパーティーをしていたとき
今の時期は夜も明るいし、
そうだ、みんなでエルクを
探しに行こう！
と、
小学生の子供達が言い出したので
夏休みだし、特別に夜中に
山道をドライブすることに
なりました。
北欧の夏は白夜で
日が沈みません。
どんな感じかと言うと
これが、夜中の12時。
夕焼けのような空が続きます。
そんな中、
私が車を運転しながら
ねぇ、エルクに会えるかな？
と聞くと、後部座席の子供達が
ニーナがエルクに会いたいと思ったら
エルクは出てこないけど
でも、もし、
今、みんなでこうやって
ドライブ出来ることが
本当は奇跡で、幸せだと思ったら
エルクは会いに来てくれるよ！
と。
なんか、エルクに言われているような
不思議な感覚になりました。
そうなんだろうなと
ふと心から思った時、
なんと、目の前をふわっと
通り過ぎてくれたエルク。子供達も大喜びで
あ、エルクだ！いたいた！
みんなが幸せだと思ったから
エルク、来てくれたんだよ！
ありがとう！バイバーイ
おやすみー
と。
大自然の力と
大地のエネルギーを感じた
不思議な不思議な夜でした。