自閉症スペクトラムは男の子の方が女の子よりも数が4倍多いと言われています。
でもここ最近、2016年の、アメリカ、イギリス、オーストラリアでの研究で
実は女の子の場合
自閉症スペクトラムだけど誤診されたり見逃されてしまう確率が高いことがわかってきていて、もしかするとそんなに男女比の差がないのかもしれないと言われるようにもなってきました。
なぜ女の子の方が発見されづらいのか?
ざっくり言うと、主に2つの理由があるのですが
一つ目は、男女の脳の処理方法の違い。
脳が社会情報を処理する方法は男女で
全く異なるんですが
自閉症スペクトラムの男の子の場合、
そうじゃない子とは明らかに違う脳の使い方をします。
でも、女の子の場合は、違いが男の子ほどはっきり現れないことが分かってきているので、見分けるのが難しいと言われています。
二つ目は男女の社会性の違い。
女の人は行動を真似したり、みんなで同じことをしたりすることの社会的な欲求が男の人よりも高いです。
自閉症スペクトラムの女の子も社会性が高い子が多く他の子達と同じように、趣味を持ち、おしゃべりを楽しんだりしている場合が多いことが発見されています。
それと、女の子の場合、食べること自体にあまり興味がない子が多いので、そう言うわけで
多くの女の子は
OCD(強迫性障害)、ADHD、拒食症と間違われて診断されています。
また、自閉症スペクトラムの女の子の場合は
性的搾取(暴力、虐待的関係)に遭いやすい
とも言われています。
これは物事を文字通り素直に受け取ってしまうためなので、ここは気をつけてあげた方がいいかなと思います。
とは言え、まだまだ解明されていないことも
多いのですが、でも確実に科学的なデータが
年々揃ってきているので研究自体は進んでいます。
科学的なデータを基軸に
近未来にアプリとか
何かデザインできたら嬉しいな〜
思っています。