こんにちは。
深圳駐在約1年、新米2児ママのNinaです。
始まってしまいましたね。
地獄の夏休み。笑
我が家は今年は帰国しないので、
夏休み用に色々買い貯めた絵本やらDVDを
ちょい出ししていく予定ですが、
遊び以前に、思いの外大変なのが昼ごはん作り!!
一人だったら楽チンなのに、
昼も夜も毎日作るとなると、
初日からドゥーーーーーん
幼稚園のありがたみを夏休み初日から
噛み締めています。笑
さて、今日は引越し日にあった本当のお話。
今でもこの時のことは忘れません。
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深圳への引越し日当日。
家の引き渡し手続きを終え、一時保育に預けていた娘を迎えに行きました。
保育園の先生にお礼を言って、
昼寝中だったまだ眠そうな娘を抱えてタクシーで駅まで。
電車に乗り込み、一息。
旦那さんと「引越しギリギリだったねー」なんて笑い話をし始めた頃でした。
後ろから「〇〇(本名)さん!」と声を掛けられました。
振り返るとそこには一時保育の副担任の先生。
少し汗ばんで、息を切らしていました。
私 :え!?先生??どうしたんですか!?
先生:ニー子ちゃんのマグを渡し忘れてしまって
私 :えーーーー!?マグなんてすぐ買えるしいいのに
先生:いや、でも、使い慣れているマグがなかったら困るかなと思って。。。
聞くと先生は、マグを渡し忘れたことに気づいて、
自転車で駅まで追いかけてきたけど間に合わず、
駅員さんに事情を話してホームまで降りて探したけど見つからず、
とりあえず乗っているかもと思って電車に飛び乗って、
端の車両から私たちを探してきてくれたそうです。
ビックリ!
と同時になんて優しいんだろうって。
当時1歳5ヶ月の娘はコップ飲みが上手くなく、
ストローマグで水分補給していました。
これからホテルで宿泊して、明日空港行って、飛行機乗って、香港から移動して。。。
確かにないと不便だろうけど、最悪ストローがあればなんとかなるし、
・・・ほんと、なんて優しいんだろう。
息を切らしながらも笑顔の先生を見て、
不覚にも電車の中で泣きました(笑)
ずーっと張り詰めていた緊張の糸が解けた感じでした。
本当に、この地域で子育てできて良かったなって。
感謝の気持ちでいっぱいになりました。
4ヶ月間、初めての育児からの急なワンオペ育児。
何度もこの保育園の先生方のお言葉に救われました。
「ニー子ちゃんこんなことができるようになりましたね」
「ニー子ちゃんはこんなところがありますね」
「ニー子ちゃん今日も楽しそうに過ごしていましたよ」
家で見ている娘の様子、
いつもの娘の行動、仕草、笑顔。
でもそれを見ているのは私だけ。
ママになってまだ1年の私だけ。
共感者がいない育児はあまりにも孤独感に包まれていました。
でも、娘の行動を保育園の先生がちゃんと観察して共感してくれる。
園でも家と同じように過ごせているんだなって安心感。
そういう環境を作ってくれている先生方にも感謝でした。
先生は次の駅で降りて戻られました。
私は今でもこの地域でママ1年目を迎えられたこと、幸運だったなと思います。
娘にとっても素敵な出会いがたくさんあった場所でした。
またいつか戻れたらなって思っている場所です。