10月1日、夜8時半頃。
私はリビングでテレビを観ていて、横で寝ていたミニチュアダックスフントのニイナが初めて痙攣発作を発症。
寝てる時によくピクピクしていることがあったけど、今回のピクピクは異常で。
全身がピクピクガクガクし始め、そこから足と手をバタバタさせ、ニイナ自身意識がなくて声をかけても全然起きない。
いつもならすぐ目を覚ますのだけれど。
焦って動揺してすぐ抱きしめて、声をかけ続けると、失禁、脱糞し、泡を含んだヨダレを出して痙攣が続く。
一生懸命ニイナの名前を呼んでいたら、抱きしめて30秒後くらいだったかな…目が覚めて瞳孔は少し開いているけどボーッと私を見て意識が戻り始める。

死んじゃうのかと思った。
どうしたらいいかパニックで、かかりつけの病院に電話するも、営業が終わっていて、前に夜中の胃腸炎でお世話になった救急病院に電話。

手が震えて検索もままならなくて、とにかく必死に電話をかけた。

救急の方は慣れている様子で症状を聞いてくれて、すぐ病院に来るようにとのことだった。

その時着ていたワンピースがニイナのおしっこまみれだったので、(ワンピースにほぼおしっこと、ころっとウンコを受けてたから、ラグまで到達してなくてよかった)別の服に着替えてすぐタクシーで碑文谷の救急病院へ向かった。

一人では心細かったので姉に連絡して病院で待ち合わせる事に。
病院についてすぐ、発作時の様子を聞かれ、検査のため30分ほど待機。
検査中に姉が到着、待合室でニイナを2人で待つ。

姉は動揺して泣いていたけど、病院に着く頃普通に戻っていたニイナに私は少し安心していた。
発作の後は案外けろっとしていたニイナ。
姉と携帯で、犬の痙攣発作についていろいろ検索。
多分、てんかんが始まったんだなと、予測していた。

先生に呼ばれ、検査の結果を聞く。
腎臓の値が、半年前より高くはなっていたけれど特に内臓から来る痙攣ではないとゆうお話。
ほぼほぼ、脳から来てるだろうとゆう説明を受けた。
例えば、MRIを撮っても原因はわかるかもしれないけど、その原因を無くす事はできないから。
抗てんかん薬で、発作を抑える処置になるそう。
でも、薬を始めたらずっと続けなくてはいけないので、次の発作が24時間以内にくるのか、10分以上発作が続くのか、1日に数回発作が起きるのか。
とりあえず、様子を見てと言われた。

次、発作が起きたら動画で撮るようにと。
痙攣中、ニイナは無意識だから苦しくはないしおさまるまで見守る事が大事らしい。

たしかに今回、ヨダレをティッシュで拭こうとしたら白目の無意識ニイナはティッシュをパクっと噛んで離さなかったから。
もし手を出してたら噛まれていたのかもしれない。
普段噛んだりしなくても、犬の本能で顔まわりに何か違和感があれば攻撃するそう。
まぁ、噛まれたって血が出たってニイナなら許しちゃうけどね。

先生から、発作が起きた時用に、座薬を貰った。
ニイナも無事返され、姉がいる事に嬉しくて興奮していつも通りのニイナだった。

お会計は、さすが救急。
3万円弱…

前にも胃腸炎で夜中に来た時もそのくらいだったから覚悟はしていたけど。
なぜ毎回、夜間に問題を起こすんだろうw
姉と金のかかる女だな。と笑いながら自宅に帰宅した。そこも含めて可愛いニイナ。

15歳とゆう高齢犬なので、半年に1回かかりつけの病院でドッグドッグを10歳の頃から受けていたけれど、今回みたいな事も起こるんだなぁと。
改めて犬を飼う事の責任と大変さを目の当たりにした。
ドッグドッグは身体はみるけれど、流石に脳の中までは診察しない。ニイナの脳に何か起きてるなんて思ってもみなかった。

発作の起きる前日、ボーッとして何もないところで転んだのもちょっと気になっていた。
ただ立って寝落ちしただけなのかと思ったけど、痙攣の前兆だったのかもしれないな。


ニイナのプロフィール
2003年7月12日生まれ15歳
女の子
ミニチュアダックスフント クリーム 3.5キロ

2010年、私が別居して一人暮らしを始めたきっかけに、実家から引き取る。私が結婚した時、犬の飼えない社宅だったため引き取れなくて3年間ニイナとは離れ離れの生活。
その間実家で野生的に育てられていたため、あまりかまってもらえず寂しくて想像妊娠して、自分の乳を飲んでたところが感染症を起こしていて、お腹は真っ黒で、腸が飛び出してた。

引き取ってから、比較的お家から近い動物病院を口コミで探して今の病院へお世話になることに。

すぐに乳腺腫のため全乳摘出。鼠径ヘルニアの手術、避妊手術も同時に受ける。半年に2回の大手術を乗り越えた生命力の強い子。

7年の間にヘルニアで歩けなくなった時もあったけど、手術はしないで有名な鍼の先生に治してもらったり。
いろいろあったけど、意外と元気な15歳ですw
ニイナと暮らせてる今が幸せだから、離婚してホント良かったなと思える変な飼い主です。