何もかもおっくうで
自分で驚くくらい
とにかく寝てる。
5日ほど前
夫がすごい剣幕で帰ってきて
理由を問いただしたら
私が恐怖症で料理を休んでいることを
流れで義父に話したら
きつく叱られたらしい。
かなり苛立っていて
申し訳なく思うしかなかった。
この頃、気持ちに少し余裕ができてきて
そろそろ料理も再開しようかと
心の準備をしていたところだっただけに
強迫観念にかられてのリスタートとなり
複雑な心境ながらも
翌日お味噌汁と野菜炒めを作った。
料理をする間
私は無になる。
好きではない作業を
淡々と確実に
押し進めるため。
その間、自分を消す。
栄養面 彩り
前日までのメニューとのバランス
コンピューターのように計算して
献立をひねり出し、調理する。
その結晶はテーブルに並べれば
あっと言う間に消えてしまう。
汚れた器具や器だけ残る。
やっぱり、好きじゃないなーと思う。
反面、手すきの時間に
この結婚生活にとって
余計なことを考える暇を与えない
かっこうの課題でもある。
忘れられない彼のこと
歌うこと
ひとたび考え出すと止まらない
慕情や野望が打ち消されるには
ちょうどいい面倒ゴト。
そう考えると…
食についてあれこれとわずらう時間が
今の私のなすべきこと
目の前のこと…
家庭を営む今の暮らしに
立ち返るための
必然的な課題なのかもしれない。
だけどそれでも
彼 のことは
今の私の中に
しっかりと、あって
彼に玉砕しきれなかった想いが
一日も休まずくすぶって
体じゅう煙たくて煙たくて
どうにかしたいのに
どうしたらいいのか
わからなくて
たとえば
彼と連絡がとれたとして
何から話す?
一日も忘れたことないって
素直に言って
どうなるの?
私は楽になるの?
また火が点いて
また彼を強く追い求めてしまうんじゃ?
止まらなくなったら?
戻れなくなったら…?
ああ…私
かわいそうなイイコちゃんで
いたいんだな。
忘れられない彼を
心の奥に秘めて
ごちゃごちゃややこしく考えて
病気になりながらも
できる限りの家事をして
ギリギリ夫のそばにいる
一途で慎ましい
かわいそうな女でいることが
彼にたどりつかないため
今のギリギリな
ふたりの生活を保つため
生きるための
私の予防線なんだわ。
最低だわー…
うーん…
ギブアップ。