被災地のすべての方々に、心よりお見舞い申し上げます。


被災後の12日朝、師匠宅に震災見舞いに伺ったところ、師匠宅も壁があちこち崩れたり、ヒビが入ったりしていました。

中越地震で被災し、せっかく直した家が3年前の中越沖地震と今回の地震でまた壊れてしまったのですから、心労はいかばかりかと思います。

さらに、急いで逃げようとしたときに、以前に痛めていた腰や膝を余計に痛めたらしく、歩くのもやっとのようでした。

当然、稽古は休まれるだろうと思っていたところ、「普通にやります」とのお返事が…

一瞬、我が耳を疑い、それから「きちんと医者に行くべきだ」「余震もあるのだから」と未熟者ながら進言したのですが、

「避難しなければならない状態にないこと」「混み合う医者に慌てて行かなければならない身体の状態でもないこと」を挙げられ、

最後に
「これが私の仕事であり、今出来ることだから」と言われて、頭を殴られたような思いでした。

悲惨を窮めるであろう現場に駆け付ける訳にもいかないのだし、

ただTVやラジオの前で悲劇を嘆き、世の無常を憂えている暇があったら、今自分が出来る最善のことを精一杯やるしかないではないか!

という教えでした。

それこそが一期一会の真意でもあるでしょうに、まだ私は自分の境遇の不幸を呪ってしまう小物だと気付かされ、汗顔の至りです。

その時、師匠の所に活けてあった作品がこの立花です。


パウダー・スノーのブログ~人生、一期一会!~-DVC00064.jpg


昨今の立花正風体は、真の出の位置をグッと低くして、その分、全体的にコンパクトに活ける傾向になってきているそうです。

確かにいつもの師匠の作品に比べて小振りな感じなのですが、

何というまとまり方、
何という無駄の無さ、
何という生気!

某大河ドラマではありませんが、まるでサムライの如き魂を持った姫君が鎮座しているように感じてしまうのは、

そこに師匠の生き様が重なっているからなのでしょう。

そこで、私も急いで職場に行き、緊急対応をガンガン終わらせて、午後から改めて稽古に伺いました!

崩れた壁の破片が散らばる稽古場には、すでに何人ものお弟子仲間が!!

みんな、華道に生き甲斐を感じ、今出来ることに精一杯取り組んでいる方たちでした!

人にはとてつもない精神のエネルギーがあり、それを生かすことが出来れば、きっと災害も乗り越えることが出来るはず。

大変な状態であろう被災地の方も、強い心で乗り越えて欲しい!

何も出来ずに歯痒い思いをしている私たちも、今自分が出来る最善のことを精一杯取り組むことで何かにつながるのではないか!!

国全体のエネルギーをアップできるのではないか!?

そんなことを感じずにはいられません。

…最後までお付き合いいただき、ありがとうございましたm(__)m

一人で熱くなってしまい、申し訳ありませんでしたf^_^;