【わ~たしの心はウブなのさ♪】





海・・・・碧く果てしない大きさで、釣り人を虜にする海


しかし、人々が想像する静寂した海と、そこからは想像もつかない荒々しい海


そう! 海はさまざまな顔をもつ。





そして人が知りえない恐ろしい一面・・・・ 叫び



それは・・・・・夜の海  星空星空星空波波星空新月星空




光というものは一切なく、音すら消えてしまう。



あれは、忘れもしない2001年11月

気の会う仲間と釣りの大会をしようと、久礼の磯に行ったときのできごと。



久礼の磯には渡船が2軒あり、私達がいつも使うのは竹内渡船
そして、グレシーズンになると時々出船する竹島渡船

この二軒・・・・とにかく仲が悪い (-_-#)



この日も竹内のおんちゃんから、最近竹島渡船が出船してるとのことで、
希望の磯に行きたいなら午前3時には出船したほうがいいとのこと・・・・


この時期、日の出は7時くらい。

3時に渡礁すると、3時間は真っ暗な磯の上にいなければならない。 ( ̄_ ̄|||)どよ~ん


しかたなく2時30分に久礼新港へ集合 星空

どの磯にあがるかをクジ引きで決め、ワタシはじゅんぺーと「黒の2番」へ


順にクジを引いていくと・・・・

サリーに一人で渡礁するように設定した 「マルバエ」が当たった!
サリーとは・・・  



サリー : 「 (((( ;゚Д゚)))  

サリー : 「 ひっひっひとりでぇぇぇ ぼっぼっぼっくぅぅ むっむっむりいぃぃぃ
(((((≪≪"\(≧ω≦)/''≫≫)))))


捨てられた子猫のようにグズるサリー
しかたなく、ワタシが代わることで一件落着し無事出船 星空船星空

(この船上でじゅんぺ~伝説が幕を開けた。)  (じゅんぺーとは・・・)




【AM3時】
にむマルバエに無事 渡礁





(見ての通り海の中にポツ~ンと浮かぶマルバエ)

ヘッドライトの明かりを頼りに荷物を置き足場を確認。




「・・・・・・・・・・・・・」   にむ唯一人 (・_・;)…




遥か後方の灯台が周期的にマルバエを照らすものの、辺りは霧が立ち込め
一面、漆黒の闇

気温は5度ほどあり、さほど寒くはないものの


とにかく      寂しい  。。。。(( T_T)



ここは歌でも歌ってまぎらわす。 ( ´艸`) 




「♪ 三年目~の浮気ぐらいおおめにみろよ~ ♪」




よけい寂しいわ!!! щ(゚Д゚щ)




などなど一人バカ芝居をしていても
いっこうに時間は経たず・・・

おかしなもので、こういうシチュエーションも慣れれば少し楽しいなと感じはじめる。





「・・・・・・・・あ・・・・・・も・・・・・・・・・」





にむ : 「 (((・・ )( ・・)))キョロキョロ  

なんでもありません気のせいでした。



少し風が出てきだし、寒くなったので準備がてらマキエサを作ることにし、
磯の上でエッサ!ホイッサと一人掛け声をあげる。


┏(●´Д`●)┛┏(●´Д`●)┛┏(●´Д`●)┛





ね・・・か・・み・・・・・らぁら」


「いや・・・・そ・・・ん・・き・・・・・・らぁ



にむ : 

「!!っ! o((・_・;彡 ;・_・))o o((+_+;;彡 ;;+_+))o !!!!」



気のせいです・・・きっと気のせいです・・・・・
まぁ少し寝不足ですから、日が昇るまでゆっくり寝ることにし、
            Zzzzz・・・・(uu)..Zzz





「ねて・・・・み・た・・い・・・・ち・・か・・・ってみよ」
「そう・・・・し・・・かね・・・・・も・・・すこ・・・ちか・・・で」

「ふふ・・・・」
「ふふふふふ・・・・」

「きゃははははは」
「きゃきゃ・・・きゃ」

「はははははきゃぁ」
「ふふ・・・・」



にむ : 「 Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)  」


(°°;))。。オロオロッ。。''((;°°) オロオロ



はっきりと誰かの声がしました。しかも複数の子供の声が・・・・



マルバエは360度 海に囲まれ、陸地からも500メートル以上離れています。
それに今の時刻3時50分、人がいるはずがありません。


恐る恐る振り返り、ヘッドライトで辺りを見渡しますが、
人どころか船の1隻すら見当たりません。




(;──┬──_──┬──;)






溺れた子猫のように放心状態のワタシをあざ笑うかのごとく

謎の宴は明け方まで続き、当然釣果は言うまでもなく・・・・・ぼ○ず



この日からワタシの愛読書に「ひよこクラブ」が追加された。





~(m ̄  ̄m)


「ふふふ・・・・」
「きゃはははぁは・・・・」
 
~(m ̄  ̄m)