多摩川第三発電所の見学会に参加する為でした。
JR青梅線・御嶽駅前の御岳橋を渡って、丁字路を右折。
ひたすらまっすぐ歩いたところに(約10分)、東京都交通局の多摩川第三発電所の案内看板があります。

しかし、ここからまだまだ数百メートル歩きます。
ようやく正門に着きました~


建物の右手には、大きな高圧注意エリアが。


送電線です。ここで発電された電力が送られるための重要なエリアです。
発電所の建物入口です。かなり年季の入った建物です。

こちらの建物の中で、発電所の概要やプレゼンテーションを聴講しました。
多摩川第三発電所は、多摩川の流水を利用した水力発電所で、
昭和32年から東京都交通局が管理しているそうです。
ここで発電された電力は、全て東京電力に売電されていて、公共事業として黒字だそうです。
…参加者の中から、この発電所で発電された電力は、都営交通に利用されないのか…との質問が出たのですが、ここの発電所だけの電力では、都営交通が必要とする電力には、とても及ばないらしいです…。
(発電できる電力量としては、都営新宿線分の電力くらい…と、
おっしゃっていたような…。うろ覚えですみません。。。)
その後、水力発電所のVTRを鑑賞。
内容は良く出来ていたビデオだったけど、何せ時代が古く、モノクロ映像でした。
昭和中期の香り漂うナレーションと効果音のVTRだったわ。
プレゼン&VTR上映合わせて、1時間くらいの内容でした。
そして、その後はいよいよ実際の施設内の見学です!
引率の所員の方、そして見学者全員、黄色いヘルメットを被っていざ出発~!

…施設の建物内は写真が撮れなかったので、残念でしたが…。
こちらは、導水路です。

高低差を利用して、奥多摩湖から、水道局小川内ダムを経て、多摩川第一発電所、調整池と、白丸発電所、白丸ダムを経由した大量の水が、この導水路を通って、多摩川第三発電所にやってきます。
そして、水車でこの施設の建物内にある発電機に水を送り、
(詳しくは、多摩川第三発電所のHPの写真をご参照ください。)
内部の電磁石を回転させて、発電を行なっているそうです。
この発電所HPの写真の黄色い発電機の内部にも、実際に入って見てきました。
勿論、凄い回転数なので、回っているという感覚は、目には見えませんが…。
かなりのブイーーーンという大きな音がしていて、話し声も聞こえない程の音量でした。
その後、工作室、キュービクル室、補機室、配電盤室も一通り見学。
配電盤室の内部にも実際に入りましたが、第一発電所、白丸発電所、ダムなどは無人で、ここから遠隔操作されています。実際にテレビ画面で、それぞれの施設のリアル映像が切り替えで見ることができました。
送電エリア。

発電所入口には、こんなモニュメントが建っています。

先代の水車と、入口弁のようです。
(↓クリックで拡大)

こちらが水車。

入口弁。

…全部で、2時間程の発電所見学でしたが、やはり、水力発電いう、地球に優しくクリーンなエネルギーを作る過程を実際に見ることができ、普段、何気なく無意識に使っているエネルギーについて深く考えることが出来る、とても有意義な時間だったと思います。
まるで、学生時代の“社会見学”の授業を思い出しました~!
充実した休日を過ごすことができました。
発電所の方々、そして、都営交通局の皆さま、本当にお世話になりました。

ありがとうございました。
最後に、発電所から見た多摩川の風景です。


***あとがき***
やっぱり帰りも、梅01のJR青梅駅~玉堂美術館・循環の土日祝限定の都バスで、青梅駅に出ました。

…でもその後は、ちょっと急用が入ってしまって、都バス

もうちょっと旅の余韻にひたれると良かったなぁ…。
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東京都交通局 電気事業について [HP]
多摩川第三発電所
東京都青梅市御岳2丁目