あめんぼ仲間のススメで 網野善彦という方の本を読んでいる

日本中世史の専門の方で 関心があるのに 敬遠していた 中世日本
年来の疑問の多くに 答えてくれ、もう一度 中世の日本を考えたいと思う


縄文や弥生時代を好きな人にとって「稲作が始まるまで 関が原以西は
人口の過疎地、東日本の1/10 以下しか 人が住んでいなかった」は常識

学者や人は『東日本の森が豊かだった・採取食料が多かった』という



前回の『あけび』の話で考えた

東も西も 山菜・きのこ・野宿で 森に 何度も入った
東と西の森の違いは 食料の豊富さの違いでは ないと思う



手入れされていない西日本の森は 森に入られない
30年放置された森は つた類が繁茂 特に野いばらの天下である
ロープと鉄条網で ガンジガラメ 猪・鹿も入れない森になっている



弥生の人たちは 森ギワに水田を造って住みだした と思う
燃料として雑木を  ひも・繊維として蔦を  肥料として下草を
年中森に入って作業し 『弥生の森』を作ったのだ と思う

縄文人にとって無価値だった森から 多くを得 価値ある森にした と




今 日本の森は 一方で縄文の森に成ろうとしてしている
一方で 戦後の植林事業の産業廃棄物に成ろうとしている



人は森なしには 生きて行けないのではないか?

人類は森の消失で アフリカから旅立ち、ナイル上流の王国も
中近東・肥沃の三日月地帯も 森の消失で衰亡した という



就職氷河期と言われて久しい、働ける生活保護者も居る
手入れもせず放置した森を 相続の争いのタネにする事も・・



手入れしない・出来ない森は 共有地に返し
働き場のない人に その場所と給与を補償する



あけびの蔓にぶら下がり、ムカゴの付いた蔓をさぐって自然薯堀り
そんな時代を思い出して 夢想した





メンテナンス中の手持ち無沙汰、バグだらけの文章
お読み頂き感謝すると共に 振り返えって見られる事をお薦めします