今夜も『思い出の食べ物のお話』

草もち・きび餅・粟餅・トチ餅・きな粉・はったい粉etc


『トチ餅』

 栃の木・栃の実干し・・・栃餅搗きは見て食った。

分らないので勉強して見た。(「木の実」松山利夫著)



5月:穂状の花序が立ち上がり、香りに誘われミツバチの好物となる

7月:栃の葉の間で、長十郎梨を小さくしたような栃の実が成長する

9月:果皮は割れ、謙虚な栗のような礫(ツブテ)が草むらに撒かれる



奥美濃では家族ごとに、毎年5斗~1石を拾い持ち帰る

帰れば スグに水につけて蛾の幼虫をおいだす

翌日、庭に筵(ムシロ)を広げ、4・5日天日で乾燥する

乾燥すれば麻袋に入れて、イロリの上の火棚にのせる

次に「あく抜き」湯に浸して乾燥を戻す⇒皮むきを始める

皮むきは主婦の仕事、「ゆい」を結んで順番に・・・・・

夕刻から女達は集まり、歯でむいてゆく。渋茶でゆすいで

作業が終わる頃には 唇の感覚も無くなっている

ドンゴロス(南京袋)に入れ、川にさらして10~14日

木灰でつくる灰汁の上澄みに漬け込んで、7日

もち米一割・とち九割、セイロで蒸して餅に搗く




もち米の量を増やしながら昭和30年台初頭まで続いた。

私の食べたのは 栃3割ほどで白っぽかった。



農耕を覚えてからでも3000年、山また山の日本で

私の・あなたの ご先祖様は精一杯に生きてきた。



『飽食ニッポン』・・・なにかオカシくありませんか?




今夜は『ニモデモ通信社』の問いかけです。

お読み頂き感謝し、振り返って見られる事をお勧めします。