https://twitter.com/kawauchi2019/status/1724791823217082369?t=9OmWNeFOMJsk6xIhXYn0Zg&s=06
20代前半までは「強豪高→強豪大→実業団というエスカレーター式の日本型エリート育成システムをぶっ壊してやる」という逆恨みのような反骨心が自分の大きなモチベーションでした。
何かの本で「理想的なエスカレーター式の日本型エリート育成システムをより強固にしていくことが日本陸上界の発展に繋がる」というような記事を読んだことがその原点です。
この記事を読んだ時に「選別を進めていくエスカレーターから脱落したら終わりか。ふざけんなよ。違うルートでも結果を出して見返してやる」「エリート育成システムの選手達には負けたくない」と何かに火がつきました。
実際には、たいして身体が丈夫でもないのに焦って無理して高校時代に度重なる故障を繰り返して強豪路線から脱落した自分が悪いのに逆恨みのような感情が自分を強くしました。
それから様々な経験を積み、数年の時が流れた今では考え方もだいぶ変わりました。
当時の自分に声をかけるなら、「エスカレーターに乗らなくても階段もあるから肩の力を抜いて楽しく走れよ。むしろ自動で進むエスカレーターに乗るよりも階段の方が立ち止まれるし寄り道できるし、間違ってると思えば後戻りもできるし、別の建物に移動もできるし、自由で楽しいよ。人は人。自分は自分」と言ってやりたいです。
私の陸上に対する気持ちの変化を熟語で表すと、
強制→仲間→駅伝→怪我→絶望→逆襲→趣味→人生
って感じですかね。
最終更新
午後11:09 · 2023年11月15日
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